お花のある暮らしに憧れる人は多いはず。でも、実際にお花を買って飾ってみたらなんだかバランスが悪くてしっくりこない……。そんな人は飾りにくい花を選んでいるのかも。フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが、初心者でも失敗なく飾れる花をピックアップ!

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 初心者でも上手に花を飾るには、花選びもさることながら、花器選びもとっても大切。まずは花器選びのコツからレクチャーします。

 ポイントは、口が大きいものではなく、狭いものを選ぶこと。茎がバラバラにならず、飾りやすいです。ワインボトルぐらいの口の大きさでも、花によっては3~4本生けられるので、普段の花飾りには十分。

 また、花器の色は、透明のもののほうが、中の水の様子がわかって水を替えるタイミングをはかりやすいためおすすめです。

 形のイチオシはパンプキン型。先がすぼまっていて、さらに安定感もあるので、初心者でも飾りやすく失敗がありません。

 パンプキン型でも、そのほかの花器でも、飾る際は、花にもよりますが、花器の高さに対して花の長さを1.5倍~2倍ぐらいにするときれいに飾れます。また、あまりぎゅうぎゅうに詰めすぎると窮屈に見えてしまううえ、水も濁りやすくなってしまうのでご注意を。

 では早速、飾りやすい花をご紹介していきます。イラストの飾り方も参考にしてみてくださいね!

◆ブルースター

 美しい水色の花を咲かせるブルースターは、茎がしっかりしているので、飾ったときに安定させやすいです。また、1本の茎に対して、花がいくつかついているので、あまり花の向きを気にせずに飾れます。

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◆クラスペディア

 「アイスの実」のような見た目が個性的なグラスペディア。茎が細くしっかしているので、安定させやすく、花の頭が軽いので、飾ったときに首が垂れません。また、水につけなくてもそのままドライフラワーになるので、水のない場所にも飾れます。

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2021.07.21(水)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌