思い立ったらどこへでも行けて、宿にもなる“軽バン”の旅。
ウェブメディア「なちゅガール」編集長の森 風美さんからクルマ泊キャンプの魅力と快適に過ごすコツを教わりました。
いつでも自然のそばにGO! 快適度抜群なクルマ時間

ソロキャンパーの間でブームになりつつあるのが軽バンでのクルマ泊。そこで、1年の半分以上はキャンプや旅に出ている「なちゅガール」編集長の森 風美さんに楽しみ方を伺った。
「クルマは移動手段であると同時に、旅先の宿になるし、遠出のときは休憩所としても使えます。何よりも、思い立ったらすぐに旅に出られる自由さがいい。鍵がかかるので、女子ひとり旅には、防犯面の安心感もあります。
また、バンだと大きな道具を積めるのでできることの幅が広がり、最近だとサウナテントを持参して楽しんでいます。キャンプ場ではテント設営の必要がないし、リアゲートを上げればタープにもなる。荒天に強いのも魅力です」

クルマ泊を始めて2年目という森さん。注意点や工夫していることは?
「クルマステイは車中泊施設のRVパークが利用できますが、一部の道の駅やキャンプ場などは、泊まれるかの事前確認が必要です。気候も大事。夏の車内は暑いので、標高が高く涼しい場所に行くなど工夫をしています」
そんな彼女のクルマは日々進化中。
「クルマは安い中古車を購入し、より快適にするために車内をDIYしました。シートを敷いて防寒性を高めたり、必要最小限の道具をいかに上手く収納するかを考えたりするのが今やライフワークになっているんです」
アイディア豊かなインテリアのポイントなどを紹介してもらった。
ある日の車中泊スケジュール
12:00 道の駅で食材購入&地元の店でランチ
13:30 キャンプ場チェックイン
14:00 散歩や読書を楽しむ
18:00 夕食
19:00 焚き火をしながらのんびり
22:30 就寝
08:30 朝食
10:00 チェックアウト後、近場の温泉施設へ
2021.07.27(火)
Text=Mami Moroi
Photographs=Nanae Suzuki
CREA 2021年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。