おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!
#44 長崎県
◆松月堂「長崎かすていら」
技と歴史が紡ぐ独り占めしたくなる幸せ食感
明治38年創業の和菓子店、松月堂。佐世保市で最も歴史の古いお店であり、市内で唯一1世紀を超えた老舗となっている。
看板商品である「長崎かすていら」は、店の二階に併設された工場で、国産の良質な素材を使い丹精込めて毎日作られている。
製法は創業当時からほとんど変わっておらず、熟練の職人たちが、その日の気温や湿度を感じ取りながら焼き上げる。
みっちり、しっとり、ふわふわという、なんとも言えない食感が魅力で、口へと運ぶたび幸せが満ちてゆく。程よい甘さゆえ食べ飽きず、一切れ、二切れとエンドレスで食べてしまいそうだ。
2021.05.28(金)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史