◆simmon

 四角形にカットされた天然石が爪なしでセットされたミニマルデザインのリング、ゴールドとプラチナの2色の地金が使用されたブライダルリングなど、印象に残るジュエリーが並んでいたのが「simmon」のブース。

 デザイナーの佐藤司紋氏が手掛けるジュエリーブランドで、「記憶を繋ぐ」をコンセプトに、生涯にわたって身につけられるジュエリーの制作をめざしているのだそう。

 なかでも目を引いたのが、安全ピンをモチーフにしたピアス。緻密にカットされたクォーツが用いられていて、安全ピンのイメージを覆すエレガントなお姿。

 大きなクォーツが、耳元で光をキャッチしてキラキラ輝いてくれそう。

◆phenomena collection

 四角いキューブ型のもの、メビウスの輪のようなもの、球体を半分にしたようなコロンとした形のもの……。

 これはリング? イヤカフ? ピアス? どう着けたらいいの? 一瞬頭が混乱するユニークなデザインで異彩を放っていたのが「phenomena collection(フェノメナコレクション)」。

 どのジュエリーも凛としたクールな佇まいで、ジュエリーデザインの枠を飛び出した独創的なフォルムが特徴的。

 身に着ければ、その自由な形状が目に入り、既成概念を疑うことを教えてくれる。なにかに迷ってしまったとき、行き詰ってしまったとき……自分の人生に寄り添ってくれる心強い存在になりそうだ。

 New Jewelry TOKYOを主催する、デザイン性や手工芸性を重視したジュエリーブランドをサポートするチーム「New Jewelry」のオンラインショップで、イベントに参加した一部ブランドのジュエリーが購入できるので、チェックしてみて。

New Jewelryオンラインショップ

https://new-jewelry.shop/

Column

エディターズアクト

話題の新サービスや気になるスポット、ヒット中のアイテム……実際のところどうなの? 好奇心旺盛なCREA編集部員がリアルに体験してみました。

 

2021.01.25(月)
文=CREA編集部
撮影=佐藤皇人