新年の抱負を神様に伝えるときのポイントは?
Q4:年末詣では神様にどのようなお願いをすれば良いでしょうか。
A4:今年1年のお礼、そして来年の抱負を伝えましょう。
これも年末詣に限らずですが、神様には基本的に、「お願い」というより「ご挨拶」、そして「自分はこうしていきます」という「表明」をしに行くもの。
自分が表明した目標に向かって頑張ることを前提に、願いごとをお伝えしましょう。例えば、仕事を頑張ることを表明したら、「より大きな仕事が入ってきますように」とお願いするなど。
ポイントは、偉い人にお話しする感覚でいること。偉い人にご挨拶もせず、いきなりお願いごとはしませんよね。それと同じです。
Q5:反対に、お願いしないほうがいいことはありますか?
A5:人の不幸を願うことはNG。他力本願なお願いもスルーされます。
基本ですが、まず、人の不幸を願うことはNG。呪詛とは違うので、「人を呪わば穴二つ」ということわざのように呪いがその人自身に返ってくる、ということはありませんが、人の不幸を願えば神様には完全スルーされます。そしてもちろん神様に良い印象を与えられません。
それと、他力本願の願いごとも基本的にスルーされます。神様は、自ら助く者を助けてくれます。
ちなみに「病気が治りますように」や「来年1年も皆無事に健康で過ごせますように」などのお願いはOKです。
Q6:古いお札やお守りはどうすればいいですか?
A6:神社に納める場所があるので、そこに納めましょう。
お札やお守りは、基本的に1年で効力がなくなり、ただの「物」と化します。1年経ったら、また新しいものを用意しましょう。
もし「遠方の神社で買ったお守りが可愛くて処分できない!」というような場合には、効力はありませんが、そのまま持っていてもOKですよ。
Q7:初詣と同じように新年を占うおみくじは引けますか?
A7:神社によりますが、基本的におみくじに「年」は関係ありません。
マーケティングに力を入れている神社なら、新年用のおみくじを用意しているところがあるかもしれませんが、元来おみくじを引くのに日付は関係ありません。
また、お守りも同様に、基本的に時期は関係ありません。お守りは、買ってから手のひらで包み込み、ふっと息を吹きかけることで発動します。なので年末に購入して、年明けから発動させるというのも良いでしょう。
2020.12.26(土)
文=流光七奈
構成=CREA編集部