街をメインフィールドとする動物写真家の佐々木まことさんが、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は100万枚超! その中から厳選した傑作の数々をご紹介します。


vol.042

「その足跡? オレさまが付けたわけでないからニャ!」

●Shooting Memo

近所で飼われている、白キジトラにゃんこの「タロウ」です。
玄関前に付いている“足跡”を他人事のように眺めていますが……ご主人に聞きますと、10年以上前にタロウが付けたものだとか(笑)。
コンクリを塗った際に、職人さんから「猫を飼っていたら、すぐに足跡を付けられるよ」と忠告があったそうですが、その通り翌朝にはタロウが足跡を付けていたそうです(笑)。
ちなみに、コンクリに残るにゃんこの足跡は、野良にゃんこが多い漁村や下町などでよく見かけます。
足跡探しも、野良にゃんこストーカーにとっては楽しみのひとつだったりします♪

佐々木まこと(ささき まこと)

動物写真家。1968年北海道江別市生まれ、大阪府堺市在住。大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学研究室に勤務。その後、1999年よりフリー。「わんこ」「にゃんこ」「どうぶつ」を関西圏を中心に全国津々浦々で神出鬼没にてストーカー撮影中。個展やグループ展などにも多数出展。著書に『ぼく、となりのわんこ』(オークラ出版)、電子書籍『となりのわんこ。vol.1~vol.3』(鈴屋出版)がある。最新写真集は『のらのいる風景』(鈴屋出版)。

Column

佐々木まことの犬猫脱力写真館

佐々木まことさんは、主に街をメインフィールドとした動物写真家。これまで、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は、ゆうに100万枚を超えます。この連載では、その中から厳選した傑作の数々を一枚ずつご紹介していきます。

2020.06.20(土)
撮影・文=佐々木まこと