#02 CREA6・7月合併号「偏愛のすすめ。」見どころは?

 「CREA」6・7月合併号が発売になりました。

 慣れないリモートワークでの編集作業や発売の延期を経て、無事書店やコンビニに並んでいるのを見ると感慨深いものがあります。

 その混乱に乗じて、リモート編集部員となった猫の愚~ちゃん。特集デスク・Fへのリモートインタビュー&PRに挑戦!


特集デスク・Fにリモートインタビュー!

 Zoomでのミーティングにはすっかり慣れっこの愚~ちゃん。なにしろ、飼い主のミーティングにも勝手に参加して、「あら、猫ちゃん♡」と言われるのがすっかり得意技になっていますから……。

 しかも今日のお相手は特集デスクのF。

 一度、F担当のページにパーツモデルとして登場し、その撮影以来の再会となりました。

 さて、6・7月合併号の特集は「偏愛のすすめ。」です。

 さっそくFデスクに本号の魅力を語ってもらいました。※質問は飼い主が代行しています。

「“偏愛”はCREAでは初めての特集テーマ。単に趣味を集めたカルチャー特集にするのではなく、偏った感じは打ち出したいと思いました。

 部員が取材を終えて帰ってくると、私のところに直行してくるんです。そして『いや、すごかった』とアツく語り始める。

 取材対象の熱が乗り移って、発散したくなっちゃうんでしょうね。その様子も面白かったので、乗り移ったまま、いい意味での異常さとひとさじの狂気がにじむような誌面づくりをしてほしいとお願いしました」(Fデスク)

 その結果、誌面にはこれまでには見られないほど細かい写真の合番だとか、偏愛年表が掲載されることになったわけですね。

「偏愛対象にハマることを、沼にハマる・落ちるなんていいますが、沼を見つけるのもハマるのも、ある種の才能や適性が必要なんですよ。

 たとえば、『カツカレーの食べ方』をご紹介したんですが、これまで自分がいかになにも考えずに食べてきたか思い知らされるんです。私自身はあまり偏愛体質ではないので、なんだか無性にうらやましくなりました」

 偏愛の対象はいろいろなわけですが、そういう人の共通ってあるのでしょうか。

「口を揃えて部員が言っていたのは、偏愛対象について語るとき、目が澄んでるって(笑)。自分が愛するものを誰かにすすめているまっすぐな気持ちと熱意、そして快感も伴っていそう。

 心がピュアになってるんですね。素敵だなーと思います、本当に」

2020.06.10(水)
文・撮影=CREA編集部