圧倒されるおかずの数が魅力
麺に点心、カレーにロティ・チャナイなど、バラエティに富んだ屋台ごはんが楽しめるマレーシア。町のいたるところに屋台が集まった複合施設や半屋外の食堂があり、それぞれ自慢の味を提供しています。
そのなかで、次のマレーシア旅行の“食べたいものリスト”にぜひ加えてほしいのが、多種の料理が店頭にずらりと並ぶこの店です。
![肉の煮込み、揚げ魚、野菜炒め、卵料理、カレーなど、ガッツリ系からあっさり味まで何でもある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/a/-/img_2aa0d9a3014a3f8214e5dbd2c98bb15d221825.jpg)
ここは、マレーシア人のふだんの食事、いうなれば、マレーシアの惣菜を販売している店。いろんな料理を少しずつ味わえるので、ひとり旅の食事にも最適です。
![その日の仕入れや店主の好みによって、料理の内容は店それぞれ。選んだ料理は、店内で食べてもいいし、持ち帰りもできる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/-/img_df2b2a14a94df09746fd73a4fef36e15207607.jpg)
多民族国家マレーシアらしく、提供している料理ジャンルは大きくわけて3つあります。たとえば以前紹介した「ナシカンダー」はインド系の料理を提供。中国系の料理が並ぶ場合は「経済飯」(エコノミーライス)、マレー系の料理であれば「ナシチャンプル」になります。
![中国系の「経済飯」は、鶏、豚、魚、野菜など食材の種類が豊富。ちなみに、最近は「雑飯」(ミックスライス)と呼ぶこともあり、友人によると「近ごろは値段が高くて、エコノミー(値段が安価)じゃないからね」とのこと。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/e/-/img_ee8b89730f6c4b233c950a7d97b39fe4172410.jpg)
さて、食べたい料理を好きなだけ選ぶ、というのがこの店の注文スタイルです。でも、並んでいる料理には説明はおろか、メニューの名前もないので、初めて挑戦する人には少々ハードルが高いかも。そこで今回は、「経済飯」のおすすめ料理を詳しく紹介しましょう。
2020.04.12(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)