圧倒されるおかずの数が魅力
麺に点心、カレーにロティ・チャナイなど、バラエティに富んだ屋台ごはんが楽しめるマレーシア。町のいたるところに屋台が集まった複合施設や半屋外の食堂があり、それぞれ自慢の味を提供しています。
そのなかで、次のマレーシア旅行の“食べたいものリスト”にぜひ加えてほしいのが、多種の料理が店頭にずらりと並ぶこの店です。

ここは、マレーシア人のふだんの食事、いうなれば、マレーシアの惣菜を販売している店。いろんな料理を少しずつ味わえるので、ひとり旅の食事にも最適です。

多民族国家マレーシアらしく、提供している料理ジャンルは大きくわけて3つあります。たとえば以前紹介した「ナシカンダー」はインド系の料理を提供。中国系の料理が並ぶ場合は「経済飯」(エコノミーライス)、マレー系の料理であれば「ナシチャンプル」になります。

さて、食べたい料理を好きなだけ選ぶ、というのがこの店の注文スタイルです。でも、並んでいる料理には説明はおろか、メニューの名前もないので、初めて挑戦する人には少々ハードルが高いかも。そこで今回は、「経済飯」のおすすめ料理を詳しく紹介しましょう。
2020.04.12(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)