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原住民族の文化を伝えるクールなブランド

 「花生騒」は台湾原住民族の文化をモチーフにしたファッションブランドです。

 ここを経営するのはタロコ(太魯閣)族のDerlaさんと、大学時代の同級生だったというデザイナーのWoodsさん。

 Derlaさんは大学時代に原住民族の青年が集まるイベントに参加し、自らのルーツに目覚めたとのこと。「若い世代にも部族の文化に興味をもってもらいたい。

 また、外国の方々にも台湾の豊かな文化を知ってもらいたい」との思いを抱き、ブランドを立ち上げました。

 商品のデザインを考える際は、伝説や昔話などを調べるほか、実際に集落を訪ね、長老たちに話をうかがうのだそうです。

 伝統文化を大切にしながらも、若者たちを惹きつけられるように、ファッショナブルで実用的な商品を開発しています。

 靴下のデザインは、伝説の中に登場する動物や、部族の伝統的な紋様、森や海などの自然がモチーフになっています。

 中には、原住民族の中でも唯一の海洋民族であるタオ族の木彫り船の紋様が入ったものもあります。男女兼用です。

※台湾では「原住民族」というのが正式な表記で、「先住民」は「すでに滅んでしまった民族」という意味になりますので、ここでは現地の文化を尊重し、「原住民族」という言葉を用いています。

花生騒(ホワセンサオ) 

所在地 台北市大同區迪化街一段3號
交通 MRT北門駅2番出口から徒歩8分 
電話番号 02-2559-5312 
営業時間 10:00~19:00
定休日 無休
https://www.wasangshow.com/

2020.02.19(水)
文・撮影=矢作晃之(SPOT01、02)、片倉真理(SPOT03、04、05、06)