大切な人や、気のおけない友だちと京都でなにかおいしいものを……と考えた時にまっ先に思い浮かぶお店が、ここ「リストランテ デイ カッチャトーリ」です。
テーブルには洗いたてのぱりっとしたクロスとナプキン、まっ白なお皿と小さなお花が用意され、厨房からはおいしそうな香りが漂って……。こじんまりとした店内は、いつ訪れてもあたたかい雰囲気でいっぱい。まるで友だちの家に招かれたような、ほっとするリストランテなのです。
シェフの永田匡人さんは北イタリアのピエモンテ州で修業をした後、長野県松本市のイタリア料理店へ。松本で暮らす私はそこで永田さんの作りだす料理に出合い、そのしみじみとやさしい味わいの虜になりました。
その後、独立し、京都にお店を開かれたのが今から4年前のこと。松本で味わえなくなったのは残念でしたが、京都を訪れる楽しみがひとつ増えたのでした。
2012.10.26(金)