台湾らしい掘り出し物を探すなら
カオス感たっぷりの「Y区」へ!

 先ほどのコインロッカー群の近くにあるM1出口。同じ場所には地下街「Y区」への入口もあります。階段を降りてたどり着くのはどこか懐かしい雰囲気の漂う地下街。

 このY区は地上への出入り口Y1~Y28があり、地下街を真っすぐ進むとMRT松山新店線の北門駅まで行くことができます。

 Y1、Y3、Y5の出入り口からは高速バスが発着するバスステーションの「臺北轉運站」、Y14、Y16、Y18、Y20の出入り口からはMRT空港線へ通じています。

 さて、ここに入っているショップは台北駅側から「服飾」→「雑貨」→「ゲーム、フィギュア」→「飲食」というように、区域によって販売しているものが変化していきます。

 服飾、雑貨は格安のものが多く、チャイナドレスやパワーストーン、ばらまき土産によさそうなリーズナブルな中華結びのストラップなどの店も多いので、実は台湾らしいお土産物が揃うエリアです。

 また、インドネシアやマレーシア系のショップや飲食店も多く、台湾以外の文化に触れることもできるという一石二鳥(?)的な場所。ディープな台湾らしさを求める人や、掘り出し物を探すのが好きな人には、ぜひともおすすめしたいエリアです!

 台北駅地下街をマスターすると利便性もアップする上に、かなりな台湾通に! 次回、後編では台北駅構内についてご紹介します!

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

台湾ぶらぶら食べ歩き

現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
高級レストランからB級グルメまで情報満載です。

2018.10.26(金)
文・撮影=矢作晃之