女性の声から生まれた
“エイジングケア(※1)”
vol.48_CLARINS
肌のエイジングとどう向き合い、どんなアプローチで応えるか? ブランドの考えやこだわりが最も表れるのがエイジングケアだが、クラランスの回答はとても明快だ。
「クラランスは『It's all about you』、すべての女性の肌に向き合います。女性の声を聞いて肌悩みやニーズを把握し、確かな効果でお応えすること。エイジングケアでは年齢によって異なる肌の特徴があることに着目し、肌年齢に合わせた3つのラインを提案しています」と話すのは、クラランス インターナショナル サイエンティフィック コミュニケーション ディレクター マリエレン・レアさん。
研究の結果、下の図にある3つの肌年齢がターニングポイントに。25+にはMアクティヴ、35+にはファーミング EX、45+にはスープラの各ラインが対応。肌の変化に応じて切り替えれば一生付き合えるし、肌悩みに先手が打てる。秋にはファーミング EX ラインのクリームがパワーアップ。そろそろ本腰を入れたいCREA世代は要チェックだ。
“肌効果”を支える
植物研究×サイエンス
植物の研究では群を抜くクラランス。知識の豊富さはもちろん、植物の秘めたるパワーを科学の力で解明し、化粧品に応用する。植物成分をただ入れるのとはワケが違うのだ。
「安全性を第一に、先端技術を駆使して植物が持つ力を最大限に活かし、効果をもたらす製品を作ること。創業時から変わらないクラランスの哲学です」
研究チームには植物学や生物学、化学、薬学などのエキスパートが集結し、数千種の植物が研究対象というから驚き。そのアプローチもぐっと深まっている。植物が持つ力を模倣するバイオミミクリーからさらに進んだバイオインスピレーションへ。「植物に備わった優れた機能や形状から着想を得て化粧品に応用し、持続可能な製品を作るという考え方です」。植物の力をヒントに新しいものを作り出す発想に近いかも。だから、植物の探索も独自のスタイルで。
「クラランスのインディ・ジョーンズとも言える民族植物学者がいて常に世界中を飛び回っています。現地の人々や生産者とコミュニケーションを深めながらその土地にしか生息しない植物や伝承医療として使われてきた植物を探し、科学の力で解明して化粧品に応用する。新しいファーミング EX クリームのキー成分、カンガルーフラワー(※2)もオーストラリア先住民との出会いから生まれたものです」
2018.09.22(土)
文=吉田昌佐美
撮影=吉田健一