お江戸日本橋ならではのおもてなしの真髄とは?

 21世紀を迎えてから、さまざまな新しいスポットが生まれ、再び熱い注目を浴びているエリアが日本橋。温故知新という言葉がぴったりなこの界隈を盛り立ててきた「日本橋おもてなし実行委員会」は、10月9日(火)から14日(日)まで、外国人向け参加型イベント「OMOTENASHI NIHONBASHI」を開催する。

 このイベントは、東京で48年ぶりに行われる国際通貨基金・世界銀行年次総会のタイミングに合わせたもの。日本橋を訪れた海外からの観光客に対し、さまざまな日本文化体験を提供してくれるという。

 昨年架橋100周年を迎えた国の重要文化財・日本橋のたもとにある「花の広場」には、この期間中、日本庭園をイメージしたスペシャルな装飾が施される。同地を訪れるゲストの目を、大いに楽しませてくれるだろう。実をいうと、この広場は人力車発祥の地。それにちなんで、日本橋周辺をめぐる人力車無料乗車体験も行われる。

 日本文化の象徴ともいえる歌舞伎衣装をはじめとする着物をテーマとした展示も充実している。着付けのサービスは、忘れられない思い出を与えてくれるだろう。

「日本橋OMOTENASHIクルーズ」の屋形船は、にぎやかな日本橋から隅田川を通り、東京湾へと至る。移り変わる風景に、東京という都市のバラエティに富んだ表情を見るだろう

「日本橋OMOTENASHIクルーズ」は、昨年新設されたばかりの日本橋船着場から、屋形船で隅田川を経て東京湾を周遊するナイトクルーズ。老舗名店「日本橋とよだ」の弁当に舌鼓を打ちながら、日本橋芳町芸者とのお座敷遊びを楽しむことができる。

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2012.09.27(木)