時代を超えて
日本美術の高みを観る!

重要文化財 聖観音菩薩立像 運慶・湛慶作 鎌倉時代・正治3年(1201)頃 愛知・瀧山寺蔵写真:六田知弘

 世界の彫刻家といえばミケランジェロやロダンの名が挙がる。では日本なら? 鎌倉時代に名を轟かせた運慶と快慶が断トツだ。今回は運慶にスポットを当てた展覧会が開かれる。

 縁の深い奈良・興福寺をはじめ全国から、国宝を多数含む代表作が集められることになった。迫力と実在感が持ち味の運慶彫刻である。一体だけでも圧倒されるというのに、これだけ一堂に会するとは、息をつく余裕すらなくなりそう。

興福寺中金堂再建記念特別展『運慶』
会場 東京国立博物館平成館(東京・上野)
会期 2017年9月26日(火)~11月26日(日)
料金 一般1,600円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://unkei2017.jp/

2017.09.23(土)
文=山内宏泰

CREA 2017年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

リラックスするための美容。

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触れて、感じて、ほっとする
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定価780円