目指すは、インターナショナルなホテル
強烈な陽射しが室内に入らないよう、窓は横に広く、涼しさを確保するため天井は高く、という室内。なかなかに快適です。
さて、素朴なキャビンの中に入ると、あら素敵。高い天井、広々とした室内に、すっきりシンプルながらも温かみのある洗練されたインテリア。室内だけで、約73平方メートルもの広さだそうで、象が遊びに来ても入れそう……。
ベッドヘッドの裏側にバススペース。バスタブの両脇にシャワーブースとトイレが設けられている。
このホテル、冷蔵庫の飲みものすべてコンプリメンタリー=無料。もちろんミネラルウォーターもそろっていて、コーヒーマシンも完備。
なにより嬉しいのは、茶葉が3種も置いてある。イングリッシュ・ブレックファスト、アールグレイ、そしてホテルおすすめのアップル&シナモンティー。さすがのスリランカだ。
茶葉で用意されてる3種類のお茶。密封容器なので、お茶もおいしい。
円形の窓から見えるプールが気になって外へ。海に向かって立つキャビンは、ジャングルのまっただ中にある。テラスから階段を降りてジャングルにいけるのだが、やはりレンジャー同伴じゃなきゃ危険とのこと。
そこまで注意されると、ほんと木陰からすぐにでも水牛だの象だのが出て来そうな気になる不思議。期待しつつ、少しドキドキです。
部屋の中から外を眺めるとこんな感じ。木の向こうに象がいても不思議じゃない景色だ。
全キャビン、5メートルプールがこのように付いている。早朝、鳥たちの水飲み場になってるので、あまり塩素は使っていないもよう。
で、なぜにこのようなアフリカンな雰囲気のキャビンにしたのか聞いてみたところ、「オーナーが南アフリカのサファリに行って感動し、スリランカのサファリも世界に通用するようにしなくてはと考えたのです。ですから、レンジャーも南アフリカに行って、サファリガイドの仕方などのトレーニングを受けています」と、ヘッド・レンジャーのステュアートが教えてくれた。
サービススタッフも“インターナショナル”を知る、お隣モルディブのリゾートで働いていたスリランカンをリクルート。世界基準のサービスが、このホテルの売りなのだ。
だから、もちろん海外からのゲストもウェルカムだが、世界を知るスリランカのゲストたちにも楽しんでもらいたいと考えているホテルなのだった。
ヘッド・レンジャーのステュアートは子どものときから、キャンプで遊んでいた自然派。面白い動物ネタならゴマンとあるそうで、いずれ本を書くといっておりました。
ホテルから30分のところにはバードウォッチングに最適な湿原があり、おすすめとか。また、この界隈の海にはポルトガルの難破船などが沈んでいるので、ゆくゆくはホテルでダイビングのアクティビティも行う予定だ。
Uga Chena Huts(ウガ チェナハッツ)
所在地 Tala-Palatupana, Wildlife Tourism Zone, Palatupana, Yala, Tissamarama
電話番号 047-2-267-100
http://www.ugaescapes.com/chenahuts/
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- 文・撮影=大沢さつき
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