井口真由子(いのくち まゆこ)さん
家族:夫、長女(3歳)
会社:株式会社アミューズ
部署:MD事業部 Eコマース事業室
働き方:時短勤務(10:00~18:00)
働く母親であることを活かせる仕事
2009年、大阪のレコード会社で働いていた井口さんは、結婚を機に上京し、アミューズに入社、今年で8年目になる。入社当初はデジタルビジネス部に配属され、自社のアーティストの音楽配信を担当しつつ会員制サイトの運営をしていた。
2014年に長女が生まれ、育休が明けたのが2014年11月のこと。その後Eコマース事業室に配属となった。
現在井口さんが主に担当しているのは、「忙しいママのためのお買い物サイト MAMAtame(ママタメ)」の運営だ。ママが長く使える良質な商品の選定、買い付け、仕入れ、管理、サイト運営、すべて井口さんが行っている。
自分も働く母親であることを、今の仕事に活かせているのは言うまでもない。
会社は「やりたいことはどんどんやれ」という社風。こうしたいと思うことを推し進められる環境に感謝している。
井口さんがやりたいのは、、多少値段が張っても、家事が楽になるもの・時短になるもの・長く愛用できるものをセレクトすることだ。キッチンにいる時間が長いからこそ、若い頃の自分にはなかった視点で商品を選ぶことができている。
また、ベビーを対象とした商品では、ベビー時期だけにこだわらず、長く使えるものをセレクトするようにしている。たとえば、ベビーブランケットは良質でシックな色合いのものを選べば、ベビー時期を卒業しても大人がひざ掛けなどとして長く使える。
ベビー向けのものだからといってすぐにピンクやブルーと決め付けると、商品としての寿命を短くしてしまうと井口さんは感じている。
仕事での達成感を得られるのは、やはり商品が売れたときだ。どんなにいいものを選んでいても、売れなければ意味がない。
「不特定多数の人に、どうやったら商品のよさをわかってもらえるかがむずかしいですね。魅力的な取引先やママ作家さんとの出会いなどもあり、ご協力いただきながらやっているところです」と真剣な表情で語る。
いかにいい商品を、多くの消費者に届けるか。課題は山積みだがやりがいのある仕事だ。
次ページでは井口さんのプライベートタイムを覗く。
2017.04.20(木)
文・撮影=HITOMINA