本格的に気温、そして湿度が低下してくると、お手入れに組み入れたいのは、やっぱりクリーム。それまでに与えた潤いや栄養分をしっかりとシーリングし、蒸発させず、“蓋をする”ためには欠かせないアイテムです。
ただ、いまだに聞こえてくるのは「クリームが苦手」という声。理由を聞いてみると、「ベタベタする」「朝つけるとメイクがくずれがち」など……。ですが実は、使っていない人のなかには、“食わず嫌い”も多いようです。
ここ数年のクリームの進化は目覚ましく、その肌効果はもちろん、テクスチャーも新製品が出るたびに驚かされるほど多様化しています。また、ベタつきやメイクくずれの大きな原因は「なじませ不足」。しっかりと肌に入れ込めば、ベタつきは皆無、そして、後肌は柔らかくふっくら。コツは、両頬、おでこ、鼻、顎に置くいわゆる“5点置き”ではなく、手のひら全体を使って温めること。それで、顔を包み込むように入れ込み、なじんだら、再度ハンドプレス。これでしっかり入れ込むことができます。
「クリームを使っている人には美肌が多い」という言葉もあるほど、クリームは、お手入れにおいて重要なステップ。ぜひ、クリームの進化をあなたの肌で実感してください。
忙しい毎日、肌と心に休息を
新たなスキンケア習慣を提案するクリーム
<シャネル>
ラ クレーム ドゥース
常に時代の最先端を行くスキンケアを提案し続ける、シャネル。この秋誕生したのは、今までのスキンケアの概念とは一線を画すクリームです。
従来のスキンケアは「シワ対策」「乾燥対策」と、肌の悩み別にアイテムを使い分けるのが一般的でした。ただ、この「ラ クレーム ドゥース」は、化粧水の後、これを使うだけ。どんな世代、肌質、生活環境であっても、この一品が、肌に寄り添うように包み込んでくれるのです。
時と共に変化する肌、中でも肌内部の細胞間脂質に着目。肌を外的刺激から守る、鉄壁の役割を果たすバリア機能を強化し、肌密度を高めるようにアプローチし、健やかな肌へと導きます。
バームとクリームのちょうど中間のような、独特のテクスチャーは、ぜひ手のひらの温度で温めてから、肌になじませて。手のひらから立ち上るリラックス感のある香りと共に、肌も心も、緊張の糸がふっとほどけます。
シンプルなステップだから、「これもあれも使わなきゃ!」という重圧から解き放たれ、使うごとに肌がリラックスし、元気をチャージしていくような感覚に。まさに、新たなスキンケアのカテゴリーの扉を開けた、画期的なアイテムです。
ラ クレーム ドゥース 50g 18,000円
シャネル
フリーダイヤル 0120-525-519
http://www.chanel.com/ja_JP/
2016.12.16(金)
文=増本紀子(alto)