家族連れも目いっぱい楽しめるリゾート

ピーマン通りの洒落たカフェ「マルシェ・オ・ヴァン」では、地元のそば粉で作った「ガレット」を賞味できる。

 ワイン天国ともいうべき「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」だが、もう一つ、家族フレンドリーであることも特徴。

 東京から2時間ほどで自然いっぱいの環境、メインストリートのピーマン通りの洒落たブティックを見ながらぶらぶらして、露天温浴施設「もくもく湯」につかり、食事の選択肢は「OTTO SETTE」以外に、ブッフェを気軽に楽しめる「YYグリル」なども。

その大きさに驚かされるプール「イルマーレ」。海のない山梨でビーチ気分を味わえる。

 そして、雨天でも年中楽しめるのが、全長60メートルもある屋内プール「イルマーレ」。波が打ち寄せるプールの大きさには驚かされる。

馬と一緒に森に入っていく。最初はドキドキ。

 山梨の自然を特別な体験で楽しむなら乗馬という選択肢も。

 月光を楽しむ乗馬、紅葉を楽しむ乗馬と四季折々の乗馬プログラムがあって、初心者でも外乗(施設周辺での乗馬)を楽しむことができる。馬の背に揺られて、森の香りを楽しむのは何ともいえず心地よい。秋の紅葉シーズンには、彩り豊かな森の中へ落ち葉を踏みしめながら入っていくのだという。

慣れてくると、馬とも馴染んでくる。軽く駆け足な気分で。

 アクティビティも豊富なこのリゾート、私は何度か家族でも訪れたことがあった。山梨と長野の県境という地の利が生み出した自然、そしてワインを満喫できるリゾートであることは前から知っていた。今回の取材では、おいしい食事やワインは、生産者の人たちの情熱があってこそもたらされるのだと、改めて知ることができた。

※「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」は、2017年1月11日(水)~4月21日(金)の期間、ホテル改装に伴い全館休館。4月22日(土)にリニューアルオープン予定。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
所在地 山梨県北杜市小淵沢町129-1
電話番号 0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
http://risonare.com/

小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel

Column

日本を遊ぼう! 星野リゾートで地方の魅力再発見

日本のさまざまな地方の隠れた魅力を掘り起こし、プロデュースすることで日本の観光に一石を投じてきた星野リゾート。全国に展開されているその各施設を訪れ、その地ならではの遊び方、旅の仕方を再発見していきます。グルメ、自然、伝統工芸……、思いっきり日本を遊ぼう!

2016.10.23(日)
文=小野アムスデン道子
撮影=深野未季