庭を眺めながらほっと一息つける隠れ家へ

天草の自然は海だけじゃない。緑を眺めるこんなカフェで過ごすのも気持ちがいい。

 「天然房もっぱん」は、海沿いの道から奥まった緑豊かな林の中にひっそりと立つベーカリーカフェ。天然酵母はもちろん、熊本産小麦を使って手作りするパンを求めて、遠方からもリピーターが足を運ぶ。

可愛らしい建物は、土地の開墾から建物の設計、建築まで、すべてオーナーの手によるもの。

 木の温もりとパンを焼く香りがふんわりと漂うログハウス調の建物は、オーナーの藤島茂徳さん自ら林を切り開き、設計、建築したもので、テーブルや家具まですべて手作り。キッチンに立つのは、おもに奥様の寿美子さん。「もっぱん」という店名は、二人で木工とパンを作ることから名付けたのだそう。

木の香りが心地よい店内。窓の外には緑あふれる庭が見える。

 パン好きならぜひ試してみたいのが、海藻の天草(てんぐさ)を配合したパン。天草の働きで、食感はもっちり、しっとり。おいしいだけでなく、カロリーが低く、食物繊維も豊富というのも嬉しい。店の奥には、購入したパンのほかピザもオーダーできるイートインスペースも。緑がこんもりと茂る庭と林を眺めながらくつろぐのは、とっておきの隠れ家を見つけた気分だ。

左:塩はフランスのブルターニュ地方で作られる天日海塩、砂糖は種子島産の洗双糖と、体に優しい食材を使う。
右:地元産の車エビを惜しみなく使った1日5食限定の車エビのピザは、カフェスペースの人気メニュー。

天然房もっぱん
所在地 熊本県上天草市大矢野町中10764-1
電話番号 0964-59-0107
営業時間 10:30~18:00
定休日 月、火曜

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2016.07.20(水)
文・撮影=芹澤和美