Magnificent View #992
サン・ヴィターレ聖堂(イタリア)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 イタリア北部にあるラヴェンナは、西ローマ帝国や東ゴート王国が首都を、さらには東ゴート王国を滅ぼした東ローマ帝国が総督府を置いた、歴史上重要な都市。当時建てられた初期キリスト教の建築群は、世界遺産にもなっている。

 建築群のなかでひときわ異彩を放つのが、サン・ヴィターレ聖堂だ。繊細な彫刻を持つ教会や聖堂のイメージとは大きく異なり、八角形をしたレンガ造りの外観は、いたって地味。

 だが、堂内に入れば、そこには目を見張るほどのモザイク壁画が。なかでも、ユスティニアヌス大帝と皇后テオドラを中心とした人物群を描いたモザイク壁画は、ビザンツ様式美術の最も重要な作品となっている。

 この聖堂が建設されたのは548年。これほど美しい作品を持つ歴史ある聖堂だが、建設の経緯は、いまだ謎に包まれているという。

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