南直哉さん。 極楽浄土を思わせる美しさの極楽浜、亡くなった幼い子どもを弔うために積まれた石やくるくるまわる風車が、物悲しさを漂わせる賽の河原……静かに死や人生と向き合うにふさわしい非日常がある。 極楽浄土を思わせる美しさの極楽浜、亡くなった幼い子どもを弔うために積まれた石やくるくるまわる風車が、物悲しさを漂わせる賽の河原……静かに死や人生と向き合うにふさわしい非日常がある。 菩提寺の門をくぐると、死後の世界さながらの風景が広がる。この日は風が強いものの清々しい快晴。「恐山は晴れも曇りも似合うんです」と南さん。訪れる人の心象によっても印象が変わる、不思議な場所だ。