「(ヴェンダース)監督と一緒じゃなくていいの?」と言う、謙虚な役所さん。いえ、役所さんがいいんです!「PERFECT DAYS」は12月に劇場公開予定。米アカデミー賞の国際長編映画賞の対象となる日本代表作品にも選出された。 受賞者記者会見での、とても嬉しそうな役所さん。ここでもユーモアたっぷりの回答をしていた。 こちらが映画祭会場パレにある、ドビュッシー・シアターの入り口。今年のアイコンは、フランス映画の顔とも言うべきカトリーヌ・ドヌーヴ。娘キアラ・マストロヤンニが今年はセレモニーの司会を務めており、ドヌーヴも開幕式で娘と共演した。 KOREAN FILM NIGHTで、イ・ソンギュンさんと。イケボを生で聞けてありがたや。パーティーはビーチハウスで行われることが多く、結構寒い。 開幕作「JEANNE DU BARRY」(原題)の会見。ジョニー・デップはルイ15世を演じ、見事なフランス語を披露。会見には遅れてきたが上機嫌だった。右隣は監督でありデュ・バリー夫人役のマイウェン。左端は以前CREA WEBにも登場してくれた、パスカル・グレゴリー。 いつでも可愛い、みんな大好きマッツ・ミケルセン。子犬のようというか、弟っぽいというか。悪役を演じることが多いが、本人とのギャップが面白い。役所さんが日本の国宝なら、マッツはデンマークの至宝だな。 10月20日に劇場公開になる「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。カンヌでは特別枠でお披露目されたが、今年の賞レースのトップを走るのは間違いなし。ディカプリオの妻を演じたリリー・グラッドストーンは、自身も先住民族をルーツに持つ。 「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」で、久々にカンヌに登場したハリソン・フォード。ちなみに凡庸な悪、悪の陳腐さとは、ドイツの思想家ハンナ・アーレントが「エルサレムのアイヒマン」で書いた言葉。ナチスのユダヤ人迫害のような悪は、悪魔的な人により引き起こされるのではなく、思考や判断を停止した平凡な人々によって行われる陳腐なものであり、だからこそ社会に蔓延する、という。