10年で10倍を狙える銘柄は?

――なるほど、骨太の方針をちゃんと読み込めば、どの企業や分野がこれから大きく伸びていくのかが見えるわけですね。

 面白いのは、直近の岸田政権、石破政権、高市政権。この3つの政権って全然違うように見えて、「骨太の方針」とか経済財政諮問会議の議論を見ていると、パキッと一貫性があるんですよね。総理大臣が代わったからといって、一度決まったものはよほどのことがない限り、変わりません。

――気になるのは、「骨太の方針」から見えてくるおススメ銘柄ですが……。

 詳しくは新刊『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』に書いていますが、10年で10倍を狙える可能性がある銘柄も例えとして挙げています。是非参考にしてみてください。

 僕はこの本は、30代、40代、50代ぐらいの人に読んでもらいたいと思っているんです。企業の株を買う時の気持ちは、「20年、30年経って大きくなってから帰ってこいよ」というものであるべきだと思っています。会社が成長するには時間がかかるでしょ。今日買って明日大化けするってことはなかなかない。「大きくなって帰ってこい。できれば年2回仕送り(配当)を送ってこい」と長い目で見るべきです。

――子どもを社会に送り出す感じですね。

 そう、そんな気持ちで資産運用をするんですよ。親の残りの人生があと5年や10年だと、なかなか子どもの成長を見届けることは難しいですよね。やっぱり資産運用を始めるのは、早ければ早いほどいいですよ。

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