2022年よりスタートした「CREA夜ふかしマンガ大賞」の歴代ベスト10を振り返り! ランクインした作品は映像化された作品も多数あり。2026年の始まりは、「思わず夜ふかししたくなる」マンガにどっぷり浸ってください。(※情報は初出時のものになります)


第1回「CREA夜ふかしマンガ大賞」 2022年のベスト10発表!〈前篇〉受賞作5位から10位を一挙に紹介

CREA夜ふかしマンガ大賞とは…

マンガ好きの35名の推薦者とCREA編集部員の投票により選ばれた「思わず、夜ふかしして読みたくなる」そして、「今、CREA読者に本当におすすめしたい」作品に贈る賞。大賞は、2021年7月~22年6月末までに単行本の新刊が発売された(ただし、合計5巻以内)、もしくは、雑誌などに最新話が発表された作品から選出。各部門賞は、作品発表の時期や巻数に制限はありません。

◆5位『三拍子の娘』町田メロメ

 母を亡くした直後、自由人すぎる父に捨てられた三人姉妹。

 楽天的な長女を大黒柱に、ちょっとルーズだけど人好きのする次女、クールなしっかり者の女子高生の三女がほどよいバランス感で支えあう暮らしぶりの心地よいこと。

 流れゆく日常のシーンを巧みなアングルで切り取り、時に想像の世界を交えるなどシュールな演出を加えつつ描出してみせる──その画面は親しみやすくも夢のようにも感じられるのです。

「読後、自分も自分の生活を振り返り、愛でて大切にしたくなるような希望に満ちた作品」(マンガ家 つづ井さん)

『三拍子の娘』町田メロメ

ebookjapan/DU BOOKS 各1,210円 既刊2巻

つづ井(つづい)さん
マンガ家

デビュー作『腐女子のつづ井さん』(KADOKAWA)は「第20回文化庁メディア芸術祭」推薦作品に選ばれる。一介のオタク。元気で楽しそうな姿がTwitterでも評判。

◆6位『ダーウィン事変』うめざわしゅん

 半分ヒトで半分チンパンジーのチャーリーは唯一無二の「ヒューマンジー」。

 人間の両親に育てられたチャーリーは普通の高校生活を満喫しようとするけれど、彼を利用しようとする団体につけ狙われたり、近隣住民に危険分子扱いされたり。

 とはいえチャーリーは防戦に回るでもなく、しばしば目の覚めるような「問い」を投げかけてきて──知的でクールでユーモアを備えた彼に否応なくひきつけられる快作です。

「チャーリーのスーパーフラットな思考にも惹きつけられます」(ライター・編集者 山脇麻生さん)

「ディテールとキャラクター、力強く容赦ない展開がすごい」(テレビプロデューサー 佐久間宣行さん)

『ダーウィン事変』うめざわしゅん

講談社 各748円 既刊4巻

山脇麻生(やまわき・まお)
ライター・編集者

マンガ誌編集を経てフリーに。各紙誌でコミック評およびコミック関連記事を執筆。インタビューや食、酒、地域創生にまるわる取材も手がける。

佐久間宣行(さくま・のぶゆき)
テレビプロデューサー

話題の番組を数多く手がけ、各方面で活躍。著書に『佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』(ダイヤモンド社)。

(「CREA夜ふかしマンガ大賞20220の5位から10位」のつづきを読む)

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