私のキャリアの中では、間違いなく代表作!

――この映画でレイモンドさんを知った方々の中には、劇中のワイルドな陳洛軍と、普段のマイルドなレイモンドさんを同一人物だと思えない人もいるようです。

 その反応は俳優にとって、とてもありがたいです。俳優にとって、役作りはそれぞれの作品に合わせていくことがベストですし、それぞれの作品で異なるイメージを残してみたいと願うもの。私自身もいろいろ試行錯誤をしながら、とても気合いを入れて、役作りをしましたから、とても嬉しいことです。

――また、日本のファンの間では、陳洛軍は愛らしいルックスなのに戦闘能力が高いという理由などから、香港でも流行っているキャラクター「ちいかわ」に似ているという声もあります。また、ご自身が「レイラム」の愛称で呼ばれていることは知っていますか?

 (日本語で)ちいかわ?? レイラム?? ぜんぜん知りませんでしたが、そのような愛称で呼んでいただき、日本のファンのみなさんに愛されることは、とても光栄なことだと思います。でも、私って、そんなに可愛らしいですか?(笑)

――レイモンドさんの俳優としてのキャリアにおいて、『トワイライト・ウォリアーズ』はどのような作品になったといえますか?

 私のキャリアの中では、間違いなく代表作になったと思います。私だけじゃなく、ほかの俳優たち、特に「城寨四少(九龍城砦の4人組)」を演じた俳優にとって、このような素晴らしい作品に参加できたことは、本当に光栄なことでした。そして、日本を含む世界中で公開され、これまでの作品以上に多くの方に注目されたことも大きいです。

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