“つくりたて水素”や水素サプリ
ペットボトルはダメ、アルミ缶でも危ない……だからそこをクリアしたアルミパウチが新しい主流となっているし、“濃度不足で効かないアルミパウチ”はすでに淘汰されている。
一方、水素保持に適した新しい容器や、その場でつくりたての水素水を得られる製品が続々登場しているのだ。今話題の“つくりたて水素”をいつでもどこでもすぐ飲めるピラクアは、ボトルの口もとに水素水をつくり出す粉末を保存していて、飲む直前に水に溶かす仕組み。一方マグネシウム入りの水素スティックで“つくりたて”をつくる携帯用もあり。効きめで評判の水素サプリとして、ヘルシーワンのハイドロゲンもここにご紹介しておきたい。
一方、今いちばん注目度が高いのが、水素水スチーマー。つまり、まさに“つくりたて”をスチームにして、顔にも体にも髪にも浴びることができるもの。何しろ水素は宇宙でいちばん小さな分子。だから保存しにくい反面、どこからも吸収できるメリットが。もちろん細胞膜も容易に通過するから、ともかくなるべく広い表面積から水素を取り込みたいわけで、ヤーマンのスチーマーは温泉のように全身で浴びられるのが嬉しい。また飲む水素水も同時につくれる。
医療では脳梗塞やガン、認知症治療にも水素が使われる時代。やっぱり水素は侮れない。いよいよ本気になるべき時代なのかも。
齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2016.01.01(金)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫