その日の細胞は、丸々と美しく整っている!?
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生理前にニキビができたり、肌がくすんだり……これは多くの人が感じていたこと。でももうひとつ、気づいていただろうか。“排卵期”にいちばんキレイな自分になれること。しかも、肌がキレイになるだけじゃない。顔だちまでが整ってしまうという、驚くべき変化があることを。
じつはこれ、アメリカの大学が学生たちを使った実験によって証明し、発表した事実。女子学生が“排卵期”に見た目にも美しくなることを実証したのである。
ただし、“見た目に美しくなったかどうか?”、肌の場合は数値など具体的なデータで示せるけれど、顔だちの美しさはどうデータにするの? と疑問に思うだろう。これは女子学生の“普段の顔”と“排卵期の顔”を男子学生が、目で見て判断するという多分にナマっぽい方法で行われたが、そこも含めて“女の体”の神秘。まさに“アダムとイヴの法則”とも言える地球の摂理がそこにあるのだ。つまり、妊娠の可能性のある日にこそ、オスの目と心を奪う、もっとも魅力的なメスになる、子孫繁栄のための生理現象。動物のフェロモンや“ディスプレイ行為”と同じ意味を持つわけだ。
自分の体でそんな変化が起きていたなんて! と驚くかもしれないが、地球規模で考えれば納得がいく。もちろん個人差もあって、そんな変化にはまったく気づかない人もいるが、他人の目の方がそれを鋭く見抜いていると考えていい。
いや私自身は気づいていた。何だか知らないが、たまに“いつもよりもイケてる”と思える日があり、考えてみると本当に排卵期。確かに肌だけじゃなく、顔だちまでいつもより整って見えた。ちなみに大学での“実験”では、体まで女っぽく見えることが実証されたという。女の体って本当にすごい。
エストロゲン添加で細胞が活性
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2015.12.04(金)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫
CREA 2015年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。