朝は早めに起き、夜は少し早めに寝ます

 軽井沢~東京間は、車で移動しています。道路事情を考えて週末や祝日を避け、なるべく平日にしています。

『失われた探検家』パトリック・マグラア・著/宮脇孝雄・訳/松尾たいこ・イラスト(河出書房新社 奇想コレクションシリーズ)から。

 出発準備は簡単です。ノートパソコンと化粧道具、仕事の資料を小さめのグローブ・トロッターのスーツケースに詰めて、犬をドッグキャリーバッグに入れるだけ。夫は冷蔵庫内の食品を保冷バッグに詰め、仕事に必要な資料などをL.L.ビーンの大きめトートバッグに入れます。ここまで30分もかかりません。

 そして朝8時には、自宅を出発。途中、上里サービスエリアのスターバックスでの休憩をはさみながら、午前中には、軽井沢に到着です。

 到着した日は、荷物をおろすとそのまま出かけ、星のやのハルニレテラスや旧軽近くのレストランなどでブランチすることが多いです。そうすると午後からすぐに仕事に取りかかれるのです。

浅間山を見ると軽井沢に来たなあと思います。大好きな山。

 軽井沢は、じっくり考える仕事をするのにもってこいの場所です。東京にいると、打ち合わせや取材、会食のお誘いなど、どうしても人と会う予定が多くなります。なので長い時間を必要とする仕事のための時間を取るのが大変です。ですが軽井沢では、自分たちのペースで一日の配分を決めることができます。

 夫は本の執筆など熟考する必要のある仕事を持っていきます。私も、なるべく普段のイラストの仕事は東京で行い、軽井沢では新しい企画を考えたり、資料を読んでアイデアを深めたりしたいなと思っています。

 そして、東京にいる時以上に、朝は早めに起き、夜は少し早めに寝ます。時間の流れがゆったりしているので、気持ちにも余裕ができ、夕食は映画を観ながらお酒を楽しむというスタイルになる日が多いです。

 周辺には美味しいパン屋さんや肉屋さん、豆腐屋さんなどお気に入りのお店もたくさんあります。天気のいい日には、ドライブがてら少し遠くのお店まで買い物に行ったりもします。丸一日の休日は取れなくても、こうやって数時間、外に出ると軽井沢の自然の美しさに心もリフレッシュできます。

吹き抜けのリビング。家具はD&DEPARTMENTで揃えました。

 いま借りている家は、軽井沢では2軒目となります。最初は古い家をお借りしていたのですが、その時にお世話になった不動産屋さんから1年後に、「これから建てる賃貸用の物件、借りてくれるなら、いろんな要望を取り入れますよ」とお誘いを受け、「暖炉はいらない」「広めのテラスが欲しい」などいくつか要望を出したらその通りに建ててくださいました。

 古い家だと、冬は凍結防止のため水道の元栓を締める必要があり、開閉のたびに費用もかかるため、行く回数が減ります。新しい家は冬の間、不在時も床暖房を低温でつけておくと、凍結防止になるため、いつでも気が向いた時に行くことができます。

<次のページ> 8月は軽井沢には行きません!

2015.11.28(土)
文・撮影=松尾たいこ