Magnificent View #769
メノルカ島(スペイン)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
波もなく穏やかで、青く透き通っているかのような海。ここは、地中海に浮かぶバレアレス諸島のひとつ、メノルカ島。欧米人の間では、静かなバカンスが過ごせる場所として知られている。
島は全長40キロほどと小さく、バレアレス諸島にある他の島に比べて、ほとんど観光地化されていない。港町マオンと、石畳の通りがあるシウタデラが、主要な街となっている。
この美しい島は、マヨネーズ発祥の地とも言われている。18世紀半ば、当時イギリス領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけた。そのとき、フランス側で指揮をとっていた公爵がマオンのレストランで口にしたソースを気に入り、後日、パリで「マオンネーズ(マオンのソース)」として紹介。それがその後、マヨネーズとなったのだとか。
手つかずの自然と、人工的な施設がないバージンビーチ。そのイメージはやや神秘的でさえあるが、マヨネーズの秘話を知ると、身近に感じるから不思議だ。
文=芹澤和美
