部屋でじっくり読書もいいけれど、CREA9月号が提案するのは、本を持ってどこかへ行くこと。静かな喫茶店へ、気持ちのよい公園へ、そして空想の世界へ……。300作品以上の楽しい「おでかけ本」が満載の特集です。

村上春樹さんの熊本珍道中エッセイをお届け!

村上さんが「秘密の朗読会」を行った熊本の書店。どこか分かりますか?

 巻頭企画は、村上春樹さんの書き下ろし旅エッセイです。「世界中どこでも好きな場所におでかけください」という編集部のリクエストに、村上さんが選んだ旅先は……(なぜか)熊本でした。街で猫を見つけると思わず立ち止まる猫好きの村上さんに、編集部も同行。世界遺産からおもしろスポットまで、普通の観光とはちょっと違う、珍道中を繰り広げていただきました。24ページにわたる大満足のボリュームでお届けします。(デスクT) » 目次をみる

神木隆之介さんが最近気に入っている3冊とは?

『秒速5センチメートル』はスピンオフ本(手前)も読破したのだそう。

 映画『バクマン。』で佐藤健さんとのダブル主演を務める神木隆之介さんインタビューも掲載。学生の頃から移動中はもっぱら読書、という神木さんの最近のお気に入りは“青春”というキーワードを持つ3作。本を選ぶ時は、共感を求めて自分の年齢と近い設定の物語に惹かれるのだとか。「高校時代がすごく楽しかったから、いまだに学生生活に憧れがあるんでしょうね」という神木さんがおすすめする最強の青春本です。(編集F) » 目次をみる

わざわざ行きたい「ニュースな本屋さん」をご紹介!

宮沢賢治『ポラーノの広場』と美しい陶磁器ジュエリーの展示。

 夏真っ盛り! 猛暑におでかけするなら“涼しいけれどアツイ”ところはいかがでしょう?「わざわざ行きたいニュースな本屋さん」で紹介の6店は、室内だからもちろん涼しくて、でも店主の熱い想いを感じる……。本によって新たな世界が広がる、そこでしか出会えない、そこでしか生まれない“何か”を予感させます。なかでも「森岡書店銀座店」は、1冊だけという究極のセレクト。新しいかたちの本屋さんに注目です!(編集C) » 目次をみる

夢中で読み耽るのを遮るほど美味しいサンドイッチ

漫画家の岡崎京子さんもファンだという銀座千疋屋のフルーツサンド(1,200円)。

 ようやく捻出した時間で読みかけの本に向きあうのは読書好きにとって幸せなひとときですが、そんな場面に相応しい食べ物ナンバーワンは、なんといってもサンドイッチ。パンラボ主宰のブレッドギーク・池田浩明さんがセレクトしたのは、元寿司職人が手掛ける柚子の香るキリリとしたバゲットサンドや、パン屋とフレンチのコラボサンドなど、読書に没頭する脳を図らずも食べる喜びに切り替えさせる魅惑のサンドイッチばかり。次の読書タイムのおともにしたい一品が必ずみつかります。(編集U) » 目次をみる

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Column

「CREA」今月号の見どころ

「CREA」最新号の見どころを紹介していきます。

2015.08.07(金)

CREA 2015年9月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

本とおでかけ。

CREA 2015年9月号

街へ公園へ、空想の世界へ
本とおでかけ。

定価780円