#34 Riviera Maya
リビエラマヤ(メキシコ)

カンクンの南に巨大なリゾートが立ち並ぶ

カリブ海に面したマヤ遺跡、トゥルム。16世紀に訪れたスペイン人がこの城塞都市を見た時、その高度な文明にさぞや驚いたことでしょう。

 リビエラマヤは一大リゾート地カンクンの南、ユカタン半島のプエルト・モレロスからシアン・カーン生物圏保護区までのカリブ海に面したエリアをさします。

カンクンからの国道を南下していると、変化のない風景の中に突然、このような立派なゲートが出現。

 華やいだ空気に満たされたカンクンから国道を南下していくと、雰囲気が徐々に変わっていきます。両側が緑の一本道は海も見えない変化に乏しい眺望で、人の気配も感じないのですが、時折立派なゲートを見かけるように。それぞれのゲートの先には、国道からは想像もつかないような、広大な敷地を誇るスーパーリゾートが広がっています。

ゲスト層もカンクンと異なり、ゆっくりとヴァカンスを過ごすヨーロピアンのカップルやハネムーナーが多いようです。こちらはザ・ロイヤル・プラヤ・デル・カルメン。

 各リゾートホテルはあらゆる施設を整え、敷地内だけでヴァカンスを完了できるほど。あまりにも規模が大きいので移動は徒歩よりもカートや自転車がもっぱらで、中にはゴンドラで人工運河を移動するところも。

2014.11.29(土)
文・撮影=古関千恵子