突然の着信、その主は…
事態が急展開を迎えたのは、それから2日後の日曜の夕方でした。
Hさんが自宅でくつろいでいると、突然スマホに見知らぬ着信があったのです。
仕事関連で何かミスでもしてしまったのかと焦ってつい電話に出ると、相手はなんとUさんでした。
「も、もしもし……?」
「あ、急にかけてごめんな……。大学の知り合いに頼んで番号聞いてかけた」
「あ、ああ、そうなんだ……。で、どうしたの、こんな休みに」
「ちょっと今日時間ある?」
「え、今日は別にもうご飯作ってお風呂入るくらいだけど……」
「マジ!? よかったぁ~……じゃあ、今から車で迎えに行くわ。住所も聞いているから。てか、実はもう近くに来てるんだわ。ちょっと準備頼むな」
「……え、いやいやいや、どういうこと?」
一方的に切られた電話。あまりに唐突な出来事に面食らっていたHさんでしたが、嫌々ながらもとりあえず出かける準備を済ませると、示し合わせたかのようにインターホンが鳴りました。
ドアを開けるとUさんが立っていました。
「本当ごめんな……あのさ、金曜に写真見せたじゃん。あれさ、ちょっと見ただけでもダメなんだって……」
「……なんの話?」
事態を飲み込む前に、HさんはそのままUさんにワンボックスカーの中に連れ込まれてしまいました。
» (後篇に続く)
