“野生動物をいかに守るか”のミッションを掲げて
■Farwiza Farhan/ファルウィザ・ファルハン(インドネシア)
女性や草の根のコミュニティを主体とする森林保護の提唱
インドネシア、スマトラ島の熱帯低地林ルーセル・エコシステムはゾウ、トラ、オランウータンどが野生下で共存する世界最古の生態系と言われる。しかし、その唯一無二の楽園は開発と森林伐採による圧力と脅威につねにさらされている。
森林保護活動家のファルウィザ・ファルハン氏は、地元コミュニティと協働しながら生態系の破壊に反対するあらゆる活動をリードし、数々の功績を残してきた。ロレックス賞の受賞は、草の根コミュニティが生態系を監視し、保護することを推進し続ける彼女の活動を継続する上での大きな支援となるに違いない。
■Rachel Ikemeh/レイチェル・イケメ(ナイジェリア)
ナイジェリアでコミュニティ主導の自然保護活動を実現
ニジェール・デルタに生息するアカコロブス(サル)を絶滅の危機から救った功績で知られるレイチェル・イケメ氏は、コミュニティ主導の自然保護活動を推進している。
その革新的なアプローチは、ナイジェリアの石油産業の中心であるデルタに展開するコミュニティや未解明の生物多様性のホットスポットをも巻き込んでいる。これにより、5,839ヘクタール以上の森林と13種もの絶滅危惧種を保護し、多くの人々の生活環境を向上させることに成功したのだ。
デルタ地帯に新たな研修拠点と移動式教育プログラムの設立を目指す彼女の活動に注目が集まることだろう。
文=朝岡久美子 協力=ロレックス
