好評発売中のCREA2026年冬号「贈りものバイブル」より、ホームパティのごちそうをご紹介。久しぶりに会う人も、いつもの仲間との集いでも、年末年始はスペシャルな味わいで盛り上がりたいもの。
食を深く追求するフードアクティビストの松浦達也さんとおもてなし上手として評判のカネシロユミさんに、グルメな人にも喜ばれる、味はもちろん宴の会話も弾む話題性バツグンのごちそうを教えてもらいました。
パーティの主役になる肉こそ、本当にいいものを。でも、語りあう時間を大切にしたいから、ホスト側も持ち寄るゲスト側も手間のかからないものが一番。そんなおいしくて、すぐ食べられる美味を厳選!
◆長谷川農場「足利マール牛ローストビーフ」
足利マール牛を育てる農場謹製の、しっかりタレに漬け込んで仕上げたローストビーフ。
「日本ワインの先駆者でもあるココ・ファーム・ワイナリーのぶどうの搾りかす(マール)を食べて育った足利マール牛。牛から出た堆肥がワイナリーの肥料となり、ポリフェノールたっぷりのマールで牛を育てるサイクルなど農場のことから語りたくなります。
農場の物語だけに留まらない適度なサシとしっかりした肉の濃い旨み、かつ透明感ある雑味のない味わいが魅力です」(松浦さん)
長谷川農場
電話番号 0284-64-7012
営業時間 9:00~17:00
定休日 日曜・祝日
賞味・消費期限 冷凍365日
https://hnoujou.thebase.in/
※通販可
◆Charcuterie Rossignol「パテアンクルート(オマール 鶏 フォアグラ)」
自家製シャルキュトリーとワインの専門店で、フランスで修業したシェフは「パテ・アンクルート世界選手権」で2位を獲得した実力者。
複雑な味わいと贅沢さで、見た目も味も芸術的。
「香ばしいパイ生地に包まれた鶏肉の旨み深いパテに、オマール海老のやわらかさとフォアグラの滑らかさが重なり、エストラゴンの香りが優雅に包みます。シャンパン片手にパリ旅を思い出す一品。手みやげにもぴったり」(カネシロさん)
Charcuterie Rossignol
電話番号 072-970-5290
営業時間 11:00~18:00
定休日 水曜
賞味・消費期限 冷蔵7日
https://rossignol0331.stores.jp/
※通販可
◆銀座吉澤「松阪牛シルクトロフレーク2個セット」
生ハムのように塩漬けにした松阪牛をフレーク状に加工。凍ったまま熱々のご飯にかけて食べるなど、加熱不要で味わえる。
「東京の肉といえば、泣く子も笑う銀座吉澤謹製。部位は赤身のモモ肉だが、5等級の松阪牛なのでサシも適度に入り、白飯の熱で溶かして食べたらまさにトロ」(松浦さん)
「炊きたてご飯に卵黄やねぎ、わさび醤油をのせても、カリッと焼いたバゲットにバターと一緒にのせ、冷えた白ワインと一緒にいただいても幸せ」(カネシロさん)
銀座吉澤
フリーダイヤル 0120-42-2929
営業時間 10:00~17:00
定休日 土・日曜、祝日
賞味・消費期限 冷凍180日
https://www.online-yoshizawac.com/
※通販可/YOSHIZAWA ONLINE
◆叙々苑「焼肉ライスバーガー詰合せ(特製・チーズ入)」
選りすぐりの国産牛肉を叙々苑秘伝のタレで焼き上げ、旨みをぎゅっと凝縮した焼肉をサンド。醤油と魚醤で二度焼きした国産米のライスプレートは、パリッと香ばしく、中はもっちり。
「あの叙々苑!? と注目されること間違いなし。定番の“特製”と、4種のチーズをブレンドした“チーズ入”の2種類の詰め合わせで、レンジで温めるだけでお店の味に。大人も子どもも夢中になれる気軽さと華やかさを両立した、テーブルを盛り上げる万能バーガーです」(カネシロさん)
叙々苑
フリーダイヤル 0120-298-904
営業時間 9:30~16:00
定休日 土・日曜、祝日
賞味・消費期限 冷凍365日
https://giftshop.jojoen.co.jp/
※通販可
●教えてくれたのは……
松浦達也(まつうら・たつや)さん
ライター・編集者
生産者から飲食店、家庭料理まで食をテーマに活躍するフードアクティビスト。新聞、雑誌、WEBで執筆。著書に『教養としての「焼肉」大全』(扶桑社)など。
嬉しかった贈りもの:サカエヤのすき焼き肉。後藤牧場の先代・喜代一さんが最後に育てた極上の近江牛。
カネシロユミさん
スタイリスト・ダイパーケーキアーティスト®
広告、雑誌、TVなどで活躍し、タレントのコーディネイトも手がけるスタイリスト。ダイパーケーキ(おむつケーキ)のマイスターで、「ange dresser」を運営。
嬉しかった贈りもの:SIMPLEHUMANのセンサーミラー。タッチで明るさや倍率が切り替えられる高機能ミラーに感激。
続きは「CREA」2026年冬号でお読みいただけます。
CREA 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。










