この記事の連載

 AKB48卒業後は自身のブランドを立ち上げるなどプロデューサーとして手腕を発揮し、実業家としても大成功を収めるという目覚ましい活躍が話題の小嶋陽菜さん。

 女性らしい美しいフォルムと輝きに溢れるフェミニンさで同世代の女性たちから圧倒的な支持を得ている小嶋さんの思いが詰まった『ROSIER by Her lip to』のこと、そして3月にデビューしたフェムケア新製品について、たっぷりとお話を伺いました!


自分を愛することのひとつとしてフェムケアを

――今回、「ROSIER by Her lip to」からフェムケアのシリーズを立ち上げられた理由を教えてください。

 アパレルをメインに展開している『Her lip to』では、気分の上がる体験をお届けすることを軸にものづくりを行っています。自分に自信が持てたり、自分をもっと好きになれるようなドレスやアイテムにご好評をいただいています。

 また、ビューティアイテムを展開している『Her lip to BEAUTY』では『セルフケア=セルフラブ』というコンセプトで、“自分に向き合う時間の大切さ”をテーマに、フレグランスアイテムやボディケアアイテムのプロダクトを提供しています。

 そして今回フェムケアをローンチした「ROSIER by Her lip to」というランジェリーラインは、「女性らしさ、を選んでいこう」がコンセプト。女性らしいカーヴィなボディラインや色使いなど、ものづくりをするときに“女性らしさ”というキーワードを大切にしてきました。

 これから先、年齢を重ねていく中で、「女性らしさ」も変化していくのかなと考えた時に、セルフケアの重要性を改めて感じ、 自分を愛することのひとつとして、「フェムケアの大切さ」を伝えていきたい、そんな思いで開発に至りました。

――フェムケアアイテムを開発されるにあたって、こだわりなどを教えてください。

 フェムケアはまだまだ世の中に浸透していないと感じています。なかなか効果を実感しにくかったり、スキンケアやヘアケアなど、ほかにもキレイにしたいところがたくさんあると思うので、どうしても優先順位が低くなっちゃうんですよね。

 そこで、手に取りたくなるような、続けたくなるようなビジュアルや香り、成分にこだわったデリケートゾーン用のウォッシュとオイルを作りました。

 顔と同じように「キレイに落とすこと」「保湿をすること」が大事なので、そこをスタートに。よりデリケートな部分なので、天然由来成分100%で作りたいという思いがあり、今回はシンシア・ガーデンを経営するビーバイ・イー代表の杉谷恵美さんにアドバイスをいただきながら、一緒に開発を進めました。

――とてもデリケートな部分なので、天然由来成分100%というのは嬉しいです!

 杉谷さんはオーガニックコスメの先駆者でもありますし、さらにその中でも華やかさがあり、女性らしさを感じるプロダクトが多いという印象がありました。気分が上がる製品を作られていて、純粋に私自身もファンだったんです。

 「ROSIER by Her lip to」は、ローズがテーマのブランドなので、ローズのような華やかさを感じられるもの、というリクエストをさせていただきました。

 キー成分として、フランスのヴェルサイユ宮殿で育てられたローズを使用しています。優しい成分でありながら、リッチで気分が上がるものを取り入れたプロダクトを目指していたので、杉谷さんとの開発でそれが実現しました。

――小嶋さんがフェムケアに目覚めたきっかけは何でしたか?

 コロナ禍以前だったと思いますが、海外のセレブリティが使っているというのを知って、面白いと思ったのがきっかけです。今ではCosme Kitchenなどでも買いやすくなりましたよね。

 私自身、最初はデリケートゾーンのウォッシュからフェムケアをスタートしました。

 最近はSNSなどの情報でも、ボディのほかの部分とは別のモノで洗いましょうという啓蒙も行き渡ってきたと思います。デリケートエリアの皮膚はまぶたよりも薄いと言われているので、そう聞くと、やはり肌にやさしいもので丁寧に扱わないと、って思いますよね。

2025.03.18(火)
文=前田美保
写真=佐藤 亘