僕の方がクラよりも、自分の夢を理解するのが遅かった
――私もプーケットには一度だけ行ったことがあります。もう20年前くらいですが、とても素敵な島でした。
そうですか! 20年前のプーケットとは、今はだいぶ変わったと思いますよ。また機会があればぜひ遊びに来てくださいね。
――ハーツさんが「LIVE in LOVE」で演じた学生のクラはちょっとクールな役でしたが、実際の大学生時代の自分を振り返るとどんな学生だったんでしょう?
クラは、当時の自分とそっくりだと思います。びっくりしましたね。特に夢のために一生懸命に挑戦していくところが、僕とクラはよく似ていると思いました。少し違うところは、自分自身のキャラクターや、やりたい事を理解したタイミング。
クラのは大学時代にもう将来の夢を見つけていましたが、自分は大学を卒業した後に夢や、自分がどうなりたいのか、がわかったんです。僕の方がクラよりも、自分の夢を理解するのが遅かったんですね。
――ハーツさん自身は明るいキャラクターですか? それともクラのように、人前ではややクールな部分がありますか?
僕は本当は愉快な人ですよ。そのほうが楽しいですし。でもそんなに親しくない人には少し人見知りをしてしまいますね。
――音楽をやっていたそうですが、今もやっていますか?
2年前にバンドのプロジェクトがあり、キーボードを担当しました。もう今ではそのバンドはないのですが、音楽は好きです。「Live in love」では5曲、音楽チームとコラボして楽曲制作をしました。自分一人での曲作りも挑戦したかったのですが、撮影もあったので、そこまでは残念ながら時間がありませんでした。
今後も、演技だけでなく、映画やドラマシリーズを制作したいし、良い作品や良い芸術を生み出せるようになりたいですね。
2025.01.23(木)
文=石津文子
写真=深野未季