この記事の連載

 みなさん、こんにちは。

 今年の後半は、なかなか収まらない猛暑に振り回され、このままずっと夏が続くのでは? という感じでしたが、それでも年末はやってくるわけで、今年もベストプチプラコスメをご紹介します。

 ほとんどすべてのものの価格が上昇しているように感じる昨今ですが、プチプラコスメ界は変わらず元気に、2024年もさまざまな人気アイテムが誕生しました。普段メイクアイテムに比べると動きがやや少なめに感じるプチプラスキンケアにも、今年は変化が。

 そんな中でリピートし続けるほどお気に入りになった、マイベスト10を発表します!

 6つ目は、やはり外せなかった、オペラです。

#1 オーディナリー
#2 ケイト
#3 なめらか本舗
#4 Fujiko
#5 ルルルン


#06 唇と一体化するようなみずみずしさが大人気!
オペラ グロウリップティント

 リップティントでおなじみのオペラから、今年も7月5日に大人気リップアイテムが発売されました。

 それがこのグロウリップティント。既存のリップティントの保湿力や色持ち力などはそのままに、ぷるんとした“水光ツヤ感”が特徴のリップです。

 グロスのように厚みのあるツヤでなく、あくまで唇と一体化するような薄い膜でツヤを放つ、という処方が大人気になり、「グロスいらずで“ぷるん”とする」「鏡を見ずに塗れるほどストレスフリー!」「ちゅるん唇になって可愛い」「色と質感がとにかく可愛い」などなど絶賛の声が次々と。

 仕上がりはとても可愛いし、なめらかな塗り心地も気持ちいい……のですが、当初こちらの製品は、自分の中では大人の女性(強いて言えば40代以上)にはどうかな、と感じていました。

 なぜなら既存のリップティントや、昨年のベストプチプラコスメに選んだ、同じオペラのシアーマットリップスティックが好きすぎるため(最近もよく使っています)、それを超えるところまでは……というのが正直な感想だったのです。

 が! 11月27日に発売された限定色がステキ過ぎました。

 ホリデーシーズンに発売になった限定色は、402の“シアーガーネット”と、403の“グレーピージェム”の2色。

 シアーガーネットの方は赤ラメがチラチラと星のように輝くダークレッド。名前通り宝石のガーネットも思わせる奥行き感のある輝き方です。グレーピージェムはシアーガーネットより青み、紫みの強いブドウ色で、こちらはピンクラメが輝きます。

 どちらも見た目の色からは想像できないくらいシアーな付きで、顔を動かす度に繊細な輝きが楽しめます。

 透明感が高いので、色は感じさせるけれど強く主張しすぎず、どちらの色もイエベ、ブルベをあまり気にせずに塗ってよいのではと思います。

 そして何よりも、ダークなレッドやボルドーの色の加減の上手さに唸りました。以前からオペラは特に、レッド系やダークカラーの色の調整がうまいと感じています。

2024.12.18(水)
構成・文=斎藤真知子