肌なじみ抜群! 日本人女性に似合う色調整
筆者は平均的な日本人女性の肌色より2段階くらいは暗めの肌色で、黄みはそこまで強くないけれど(以前パーソナルカラー診断アプリで試してみたら、“イエベとブルベ両方の要素を持つ”と出た)、でもブルベ向きの色はそこまで映えない肌色です。
なのでレッド系は、あまりに青みの強い赤だとしっくりきません。ボルドー系なども同様。
特に海外ブランドの場合、最近はだいぶ状況が変わり、使いやすい色も増えて嬉しいのですが、それでもヨーロッパ系ブランドのカラバリだと、基本の基本が色白肌に映える色のつくりだなと感じることもあります。その1色の根幹となっている色が、自分が塗るとなんだか浮く、似合わない、と感じることも多い。
が、オペラの赤やダークカラーは、そこの調整具合がうまい!
既存のリップティントにも“ボルドーブラウン”というダークカラーがあり、シアーマットリップスティックには“ブリックレッド”や“フィグ”という赤系やダークカラーがあります。そのどれもが、ほんの少しピンクを感じたり、わずかに黄味が入っていたりと、単純な1色ではないおかげで、変な浮き方をしないんです。
もちろんそこに、ティントもマットも質感の特徴がプラスされるから、顔の中でなじみやすいという理由もあるのですが、基本となる色自体が、日本人女性が使いやすい設計になっていると思います。
だからこのグロウリップティントの限定2色は、どちらでも使いやすく気に入りました。
2024.12.18(水)
構成・文=斎藤真知子