夕暮れに輝くオーシャンフロントのインフィニティラッププール。
夕暮れに輝くオーシャンフロントのインフィニティラッププール。

 ハワイ島コハラコーストに位置する「マウナ ケア ビーチ ホテル」が、開業60年の歴史のなかで最大規模となるリニューアルをついに完了。このニュースは、ハワイのリゾートシーンにとってひとつの大きな節目となっています。

すべての客室、プール、レストランが刷新

 1965年に実業家ローレンス S ロックフェラーによって開発されたマウナ ケア ビーチ ホテルは、西武プリンスホテルズ&リゾーツが展開するラグジュアリーリゾートホテルであり、ハワイ島初の本格リゾートとしての歴史と格式を持ちつつ、同社のホスピタリティと国際的プレゼンスを象徴する存在として位置づけられています。その一方で「オートグラフ コレクション」の一員として、アロハの精神と洗練されたホスピタリティを長年にわたり体現してきた存在。今回のリニューアルはその理念を受け継ぎながら、美しさと静けさを同時に備える一段上のラグジュアリーを新たに表現しました。

リニューアルされたビーチフロント ウィングのツインルーム。
リニューアルされたビーチフロント ウィングのツインルーム。

 252室すべての客室・スイートが全面改装され、重厚な木材のインテリアやハワイの織物・キルト文化に着想を得たハンドメイドの布装飾、ガラス張りのラナイドア、深めのバスタブを備えたバスルームなど、細部にまでこだわりが凝らされています。ビーチフロント ウィングのオリジナルのテラゾ床やメインロビーの象徴的なブルータイル床といった歴史的な意匠は、あえてそのままで保存。ミッドセンチュリーモダンの伝統を大切にしながら、静謐な中に温かみの溢れるラグジュアリーを新たに表現したといえるでしょう。

新プール、フィットネス、そして充実したウェルネス施設

 新設されたプール施設も見どころのひとつ。オーシャンフロントのホットタブを備えたファミリー向けリゾートプールには、プライバシーカーテン付きのプライベートカバナが5棟設けられました。

ホテルロゴのプルメリアが印象的なファミリープール。
ホテルロゴのプルメリアが印象的なファミリープール。
ファミリープールを望むカバナではゆったりとした時間が流れる。
ファミリープールを望むカバナではゆったりとした時間が流れる。

 一方、大人専用のインフィニティラッププールは広々としたラナイを擁し、海との一体感を存分に楽しめる設計です。フィットネスセンターも約232㎡の最新鋭設備にアップグレード。

緑に囲まれた大人専用インフィニティラッププール。
緑に囲まれた大人専用インフィニティラッププール。
インフィニティラッププールを望む最新鋭のフィットネスセンター。
インフィニティラッププールを望む最新鋭のフィットネスセンター。

 さらに11室のトリートメントルームや男女別のピュリフィケーション ガーデン、スチーム・サウナ施設、ムーブメントパビリオン、スパ バイタリティプールを備える「スパ アット マウナ ケア」がオープンしました。ハワイの思想「Ho‘ōla i Loko(癒しは内面から始まり外へと広がる)」に基づき設計されたスパは、身体・心・精神のバランスを整え、本来の自分を取り戻することを目的としています。

 スパ体験の流れは伝統的なハワイのチャント「オリ」から始まり、パアカイ(海塩)、ラアウ ラパアウ(植物療法)、ティーリーフといった自然の要素を用いてエネルギーを浄化し整えます。これにより、単なるトリートメントを超えた、土地との深い結びつきと持続的な再生を促すスパ体験へと導きます。

トリートメントルーム。
トリートメントルーム。
ピュリフィケーションガーデン。
ピュリフィケーションガーデン。
スパ敷地内のプールとジャグジー。
スパ敷地内のプールとジャグジー。

レストランも生まれ変わり、「ハイパー ガーデン トゥ テーブル」へ

 旅の楽しみに欠かせない「食」も大きく変わりました。カウナオア湾のそばに位置するビーチフロントレストラン「ハウツリー」がリニューアルし、昼はビーチサイドランチ、夜は「ハウツリー カンティナ」としてシナロアやオアハカなどメキシコ各地の地域色豊かなメキシコ料理を提供します。

カウナオア湾を見渡す絶景とともに味わう「マンタ」のディナー。
カウナオア湾を見渡す絶景とともに味わう「マンタ」のディナー。

 シグネチャーレストラン「マンタ」では、ハワイ島の農家や漁師、牧場、そして敷地内の約2,600㎡のウル ガーデンから仕入れたハワイの食材を中心とした「ハイパー ガーデン トゥ テーブル」メニューを導入。カウナオア湾を見渡す絶景とともに、コハラ パシフィックリムに着想を得た料理が楽しめます。

ハワイの文化と自然、サステイナビリティへの誓い

再設計されたマウナ ケア ゴルフコース 3番ホール。
再設計されたマウナ ケア ゴルフコース 3番ホール。

 ロバート トレント ジョーンズ ジュニアによって再設計されたゴルフコースも今回の刷新に含まれ、海沿いの豪快な景観はそのままに、コース自体も磨き上げられています。これは、ホテル開業時にゴルフコースを設計した父ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアの原点となるビジョンを受け継いだ、親子二代にわたる伝統あるゴルフコースであり、特別な思いが込められているのです。

 環境への配慮も忘れてはいません。リゾート全体の電力需要の約45%を賄う太陽光発電パネルが新たに導入され、全客室のステーション設置や再利用可能な無料ウォーターボトルの提供など、使い捨てプラスチックの削減にも力を入れています。ホテルマネージャーのカンザス ヘンダーソン氏は、「今回の改装では、施設の向上はもとより、ハワイ伝統工芸美術とその文化、自然美への敬意という、ロックフェラー家の当初のビジョンを細部にわたり指針としました」と語っています。

象徴的なブルータイルの床を残したメインロビー
象徴的なブルータイルの床を残したメインロビー

 「オールド ハワイ」の静けさと美しさを新たなかたちで体感できるマウナ ケア ビーチ ホテルの魅力、ハワイ島で過ごす自然との融合は深いリラクゼーションと導きます。ぜひ公式ウェブサイトで詳細をチェックしてみてはいかがでしょう。

マウナ ケア ビーチ ホテル
https://www.seibuprince.com/ja/mauna-kea-beach-hote