女性特有の不調や生きづらさにアプローチするフェムケア・フェムテックが世界で大きなうねりとなり、その波が日本にも到達。それに伴い、新たなアイテム・サービスが溢れ、玉石混交状態に。そこで「CREA Due ベストフェムケア 2024」では、知見のある方々の「使ってみて本当によかったアイテム」を大特集。また、女性の体にまつわる最新キーワードも徹底解説。これから先の人生を、より自分らしく生きるためのヒントが詰め込まれた一冊より、一部を抜粋し、掲載します。
CREA Due ベストフェムケア 2024
吸水ショーツ、デリケートゾーンケアから、ピル、カップルセラピーまで。
定価 1,320円(税込)
黒ずみを軽減するには、大きな要因であるスレを軽減するような生活習慣と、環境を整えることがマスト。同時に、全身の状態をよくして腟内フローラを整えることも心がけて。
黒ずみ対策のための7つの習慣
1:ショーツは天然素材を選ぶ
ほぼ一日を通して皮膚と下着は接触しているため、これが黒ずみの原因になることも。ショーツは、肌への負担が少なく通気性のいいコットンなど天然素材で、縫い目のないシームレスな作りのものや締め付けの少ないサイズと形を選ぶようにしたい。
2:おりものシートの常時使用をやめてみる
おりものシートの常用は、スレやムレからくるかゆみ、おりものの増加などトラブルの原因に。スレたり掻いたりすると、それが黒ずみを助長する。排卵時期以外のおりものシートの使用を控え、使うときもトイレに行くたびに交換するのが望ましい。
3:乾燥や摩擦から守る
バスタイムでのお手入れは、石けんを使う場合は必ずデリケートゾーン専用のものを選び、手で優しく洗うのが基本。ボディ用ソープは乾燥や乾燥によるかゆみを招いて色素沈着の原因をつくり、タオルでゴシゴシと洗うと摩擦による黒ずみを招いてしまう。
2024.11.23(土)
文=今富夕起
写真=平松市聖