驚くべき万能性。本当にぐるりとすべてに効く

3 肝斑以外のしみ・そばかす全般を緩和する内服薬として新登場。メラニンの生成を抑制するL-システイン、メラニンを薄くするビタミンCを配合。トランシーノ ホワイトC[第3類医薬品] 180錠(30日分) 2,600円/第一三共ヘルスケア

4 トラネキサム酸とビタミンCの力により肝斑を改善する内服薬。進化版は1日3回服用から2回服用になり、利便性が向上。トランシーノII[第1類医薬品] 60錠 1,800円/ 第一三共ヘルスケア

 美白効果に加え、コラーゲン生成を高める効果、老化の最大原因“活性酸素”を防ぐ効果。皮脂をコントロールする効果、細胞エネルギーを高めて、細胞ストレスをおさえる効果、ターンオーバーを高める効果、そしてその場で物理的にもハリとツヤを与える効果……。要するに、シミもくすみも、シワもたるみも、毛穴やキメの乱れ、黒ずみ、ザラつきも……まさに全方位。できないことがないほどの活躍ぶりで、ハリ、ツヤ、透明感に溢れた均一キメ肌をつくってくれるのだ。

 まず、ビタミンCによる美容医療の第一人者、亀山孝一郎ドクターが発表したドクターケイの新しい美容オイルは、プレ更年期・更年期の過敏な肌をもその場で沈静化させる強力なアンチエイジングオイル。即効的なオイルや抗炎症エキスなどをビタミンCがまとめあげるオイルの傑作だ。そしてC美容のロングセラー、ロート製薬のオバジCも、ビタミンEを同時配合して進化。オバジC20は、Cを上限まで高配合して、まさに万能オイルの伝説的一品となっている。

 そして飲むビタミンCをどんどん進化させているのが、第一三共ヘルスケアのトランシーノ。この春、シミに集中的に効くホワイトCとホルモンバランスの乱れによる“肝斑ケア”の決定版、トランシーノIIがリニューアルデビュー。飲んでいるうちに、肌色ばかりか肌質までキレイになったという気づきが嬉しい内服薬も、ビタミンCの幅広さ、底力を思い知らせてくれる。

 ちなみに副作用もきわめて少ない成分であることも今、にわかにビタミンCの存在が絶大になっている理由。ともかくキレイになりたい人は今、Cを。

齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数

Column

齋藤 薫 “風の時代”の美容学

美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。

2014.04.22(火)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫

CREA 2014年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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