テープのりだけじゃない!
スティックのりや瞬間接着剤にも細やかな進化が
右:瞬間接着剤、レッドテック486円。高さ約9センチという小さな文房具にこだわりがぎゅっと詰まっています。
会議の資料を切り張りしたり、広い範囲をのり付けするのに頼れるのは、やっぱりスティックのり。限られた範囲にすぐ使えてゴミが出にくいテープのりに対して、広範囲でもカバーする塗りやすさとコスパの高さがスティックのりの魅力です。「実は、スティックのりを日本で最初に発売したのはコクヨなんです」と伊藤さん。
その日本初のスティックのり「プリット」は、植物油性のココナツ油を使うなど環境に配慮され、エコ心をくすぐります。さらに2014年2月に、10年ぶりの新作として、より滑らかな塗りごこちのタイプ「なめらかプリット」が登場しました。
「貼る」文房具と言えばもうひとつ。デスクの部品がぽろっと落ちたり、何かの金具が折れたりしたときのための瞬間接着剤もオフィスには欠かせないもの。でも、量が出すぎたり、粘着剤が透明なために出ているのかわからなくなったり、という不便が起こることも。「『レッドテック』は、正面のボタンで出る量を微調整でき、粘着剤には時間が経つと透明になる赤い色付けをしているので、出した場所もわかります」(伊藤さん)。なるほど、かゆいところに手が届く、頼れる機能が満載です。
「貼る」文房具は数あれど、それをどう使いこなすかは自分次第。用途によってカシコク使い分け、「貼る」達人を目指してみてはいかが?
コクヨS&T
URL http://www.kokuyo-st.co.jp/
2014.04.21(月)
文=鈴木糸子
撮影=中井菜央