この記事の連載
鎌倉で旦那さんと暮らしながら、ハワイや沖縄、もちろん東京でも料理の本を作ったり、取材をしたり。料理編集者・赤澤かおりさんは、どんなに忙しくても元気いっぱいなのです。
忙しい毎日のなかで、ほっとするのはやっぱり、地元・鎌倉に戻って、もしくはおうちで目一杯働いて、お酒を飲む時間。基本的に前々から予約をとるよりも、その日のお腹に聞いて食べたいものと飲みたいものを求めて出かけます。
ふっと時間が空いたとき、ひとりでふらりと出かけた鎌倉で、女性ひとりでお酒を楽しむなら? 今回は鎌倉ならでは、「海を見ながら!」お酒を楽しめるお店をご紹介します。2回目は眼前にビーチが広がる鎌倉らしい一店。
実は貴重なビーチフロントレストラン
意外なようですが、海が見えるレストランってあるようで、そんなに多くはないんです。
ましてやR134沿いともなれば、おのずと限られてくるのがお分かりいただけると思いますが。
そんななか、長きにわたりぶらりと立ち寄れるご近所のバーとして、昼飲みできる場として地元の皆さんに愛され続けているのが、ここ由比ガ浜の「シードレス バー」。
なんとなく私は、大学時代からお世話になっているように思っていたのですが、それは別のお店だったそう。でも、由比ガ浜を見渡せる2階は、今も昔もレストラン&バー。そして1階は、現在はサーフショップ。その昔はジェットスキーのお店だったような……!?
と、まぁ、海沿いらしいいでたちのこちら。オープンは1995年ということで、え!! 来年30周年じゃないですかー! と興奮しましたが、生まれも育ちも鎌倉の、店長&シェフは、「あ、そうですね~」と、ゆるいお返事。
気づけば、20周年になっていて、また気づいたら30周年だそうで。なんともゆるいこの感じがお店の心地よさにつながっているのかと思った次第でした。
2024.08.06(火)
文=赤澤かおり
写真=榎本麻美