【せ】 セルフプレジャー
心と身体に官能をチャージ。
自分自身に悦びを与えるって素敵!
オナニー、自慰は、なんとなく後ろ暗いし、口にしにくい。マスターベーションもどうかと思う……。しかし、新たに普及しはじめた造語「セルフプレジャー」は、「self(自己、自分自身)」の「pleasure(享楽、悦び)」という意。自分で自分を気持ちよくさせるって、もっと自然で楽しい行為じゃない? という思いがこめられ、明るく、肯定的な印象を受けますよね。
では、女性は、どのくらいセルフプレジャーしているのでしょうか? 相模ゴムの調査によると、女性が1カ月でする平均回数は、0.9回……。これは、少ないっ!
女性が羞恥心から過少申告している可能性もあるものの、あまりに少なすぎるのではないでしょうか。年代別では20代で2.2回、30代で1.1回。ちなみに、同年代の男性はそれぞれ、11.1回、9回です。身体の構造や性欲の感じ方が異なるので一概に比べられるものではありませんが、女性もこのぐらいのペースで楽しんでもいいのでは?
セルフプレジャーをすればするほど、自分の性感帯もわかります。これなくしてセックスで気持ちよくなろうとするのは難しい……。「どこが気持ちいいかわからないけど、彼に気持ちよくしてほしい」では、限界があります。セルフプレジャーで自分の感じやすいところ、好きな触り方を覚えておいて、それを彼に教えてあげるほうが効率的。快感は自分の手でつかみ取るものなのです。
ストレスの多い昨今の女子。自分にプレジャーを与えて、イッて、幸せホルモン=オキシトシンを出して、ハッピーな気分になれば、よい気分転換になりますよ。
2014.03.12(水)
文=三浦ゆえ、平成女子性欲研究会
イラストレーション=白根ゆたんぽ