◆岩瀬の町並み

 岩瀬地区は、江戸初期から日本海を行き来する北前船の港町として栄えてきた、レトロな雰囲気が漂う町。

 岩瀬の海沿いに立つ富山港展望台からはこの町並みを一望でき、晴れた日には能登半島や立山連峰まで見渡すことができる。

 川岸を背に北前船廻船問屋が立ち並んでいた旧北国街道の町並みは、明治期に建てられた家屋が多く残っており、当時の様子がうかがえる。

 最近は、古民家をリノベーションしたギャラリーをはじめ、日本酒立ち飲みバーやガレージカフェなど新しいお店がオープン。例えば、「旧馬場家住宅」の米蔵を改装した「ブルーパブ」は、店舗と醸造所を併設し、フルーツや酒粕などを使ったここでしか味わうことができない限定ビールを含む、常時9種類のクラフトビールをそろえている。

 チェコ出身のコティネック・ジリさんが醸造する本場仕込みのビールとともに、メツゲライ・イケダが作るKOBO Brew Pubオリジナルソーセージなどのフードも楽しむことができる。

 夏は海風に涼を感じながら大人の街歩きを。

岩瀬の町並み(いわせのまちなみ)

所在地 富山市東岩瀬町
参考サイト:富山駅周辺・岩瀬
https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=100812

KOBO Brew Pub
https://www.info-toyama.com/attractions/101438

◆滑川のネブタ流し

 毎年7月31日に滑川(なめりかわ)市の中川原海岸(ほたるいかミュージアム裏)で行われている民俗行事で、1999年、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。

「ネブタ」と呼ばれるたいまつ状のものを木で組んだ台木に立て、町内を練り歩いたあと、浜で火をつけて中川原の海岸から一斉に海上へ流す。

 これには労働の意欲を妨げる眠気や病気を火で祓い、海へ流し去ろうという願いがこめられており、人々の無病息災を祈願する禊ぎの行事であるといわれている。

「ネブタ流し」は、東北、北関東、信州などでも見られるが、日本海側のネブタ行事の南限は、ここ滑川だ。

滑川のネブタ流し(なめりかわのねぶたながし)

所在地 富山県滑川市中川原海岸(通称「和田の浜」)
https://www.info-toyama.com/events/50030

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

2024.07.22(月)
文=CREA編集部