日本文学振興会より、第171回直木三十五賞の候補作が発表されました。選考委員会は、きたる2024年7月17日(水)都内で開催されます。

◆選考委員(五十音順) 浅田次郎角田光代京極夏彦桐野夏生髙村薫林真理子三浦しをん宮部みゆき

◆正賞:時計  副賞:賞金100万円


候補作品(作者名:五十音順)

青崎有吾(あおさき ゆうご)「地雷グリコ」KADOKAWA

©鈴木慶子
©鈴木慶子

1991年生まれ。明治大学卒。2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

〈作品〉『体育館の殺人』2012年東京創元社刊。『水族館の殺人』13年東京創元社刊=第14回本格ミステリ大賞候補。『アンデッドガール・マーダーファルス』15年講談社刊。『ノッキンオン・ロックドドア』16年徳間書店刊=第70回日本推理作家協会賞候補。『早朝始発の殺風景』19年集英社刊=第73回日本推理作家協会賞候補。『11文字の檻』22年創元推理文庫刊。『地雷グリコ』23年KADOKAWA刊=第24回本格ミステリ大賞、第77回日本推理作家協会賞、第37回山本周五郎賞受賞。


麻布競馬場(あざぶけいばじょう)「令和元年の人生ゲーム」文藝春秋

 
 

1991年生まれ。慶應義塾大学卒。2022年『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』でデビュー。

〈作品〉『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』2022年集英社刊。『令和元年の人生ゲーム』24年文藝春秋刊。


一穂ミチ(いちほ みち)「ツミデミック」光文社

1978年生まれ。関西大学卒。2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。

〈作品〉『イエスかノーか半分か』(2014年~新書館ディアプラス文庫)シリーズなど著作多数。『スモールワールズ』21年講談社刊=第43回吉川英治文学新人賞受賞、第165回直木賞候補、第12回山田風太郎賞候補。同作所収の短編「ピクニック」=第74回日本推理作家協会賞短編部門候補。『砂嵐に星屑』22年幻冬舎刊=第35回山本周五郎賞候補。『光のとこにいてね』22年文藝春秋刊=第168回直木賞候補。『ツミデミック』23年光文社刊。

2024.06.19(水)