やっぱり間違いなく面白かった! です。「もう誰がどう考えているのかわからない!!」とパニックになりながらも面白くてあっという間に読んでしまいました。
特に雪哉。『主』の頃の面影がない! わかってたけど、わかってるんだけど悲しい。今回の登殿の儀はそれぞれの思惑が前回よりもさらにわかりにくく、そこがまた面白くてたまらない。そして何よりあせびの御方がどこまで関わっているのか、やっぱり関わっていないのか、どうしても発言行動を疑ってしまう。何にも考えてないのも怖い。
そしてまたここで終わり!! 読み終わったそばから次回作も読みたいと思わせる阿部先生の力に私は屈服してしまいます!! アニメ化も楽しみです。
ジュンク堂書店滋賀草津店|山中真理さん
飾り物でも意志はある。何がおかしいか何が正しい事なのかを必死で耳を傾け、調べて本当の事を知ろうとする凪彦を応援したくなる。澄生の決死の覚悟、それをかぎとる凪彦。一触即発の事態のなかで様々な策略、思惑が入り乱れ、ひきこまれる。
何かを犠牲にして平穏な世をつくることができるのか。政とはどうあるべきものなのか。
民の苦しみを失くしたい。澄生と凪彦の願いが届くことを願わずにはいられない。
店内ディスプレイでも熱い応援をいただいています!
望月の烏
定価 1,760円(税込)
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追憶の烏
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烏の緑羽
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2024.03.11(月)