主な投資法はこの4つ
【金地金】
「金」の輝きと質感が魅力
バーと呼ばれる金の塊。5gから1kg以上までさまざまな大きさがある。購入時にはバーチャージとスプレッドという手数料がかかる。預ける場合には保管料が必要。
【金貨】
個性のある美しいデザインが特徴
カナダのメイプルリーフ金貨やオーストリアのウィーン金貨ハーモニーなど、デザインの美しさも魅力。10分の1オンスから1オンスまで4種類。金価格に応じて毎日の価格が決まる。
【純金積立】
1000円単位で金を積み立てられる
毎月1000円以上の金を、1000~3000円単位で購入できる仕組み。毎日一定額を買っていくので、高値掴みしてしまわず、安定的に金が買える。積み立てた分は、等価交換でジュエリーや金貨、金地金にもできる。
[代表的商品]
マイ・ゴールドパートナー
毎月3000円以上を1000円単位で手軽に始められる三菱マテリアルの純金積立。ネット限定のお得なWEB価格も。
【金ETF】
株のように手軽に売買可能
金の現物を手元に置かずに、株と同じように市場で売買できるのが金ETFのいいところ。手数料等のコストも低めで、数千円から購入可能。金価格に連動するが、現物の裏付けのあるものとないものがある。
[代表的商品] 金の果実
東証に上場している三菱UFJ信託銀行の金ETF。ネット証券でも購入でき、現物の金に裏付けされているのが特徴。
お話をうかがったのは……津金眞理子さん (ワールド ゴールド カウンシル リサーチ・アナリスト)
旧安田信託銀行の年金運用部でファンドマネジャーとして活躍。大手外資系投資顧問会社を経て現職。昨年、日本証券アナリスト協会女性初の理事に就任。
2014.02.07(金)
文=生島典子
イラスト=浦野周平(Shu-Thang Grafix)