2024年2月2日(金)に公開される映画『熱のあとに』。自らの愛を貫き、ホストの隼人(水上恒司)を刺した沙苗(橋本愛)。彼女の「愛」を中心に、夫の健太(仲野太賀)、謎の隣人・足立(木竜麻生)らの愛の在り方を描く作品です。
作品はシリアスな場面が多いものの、主演の橋本愛さんは「現場は明るい雰囲気だった」と朗らかに語ります。共演した仲野さん、木竜さんとのエピソードなどを伺いました。
撮影休みには、遊園地で遊ぶことも
――撮影中の現場は、どんな雰囲気でしたか?
橋本 緊張感がある内容の作品ではありましたが、現場は和やかでした。みんなお芝居が大好きなので、本番には真剣に挑み、終わったらきちんと休む。オン・オフがしっかりしていました。
オフの日のエピソードもたくさんあるんですよ。何から話そうかな。印象的なのが、長野県でのロケ中に、撮影が1日お休みになった日のこと。太賀さんと麻生ちゃん、それにスタッフさん10人くらいで遊園地へ行ったんです。私と太賀さんと麻生ちゃんで1レーンを使ってボウリングをして、卓球もして。ランチも夜ご飯も一緒に外食して、楽しい1日でした。
仲野太賀さんとは気心知れた仲
――仲野太賀さんとは、橋本さんが15歳のときに初共演、その後も、作品で何度か共演なさっていますよね。
橋本 共演する機会が度々あり、気心知れた仲です。でも夫婦役は初めてなので、お芝居に一緒に深く取り組むことができたのは嬉しかったです。尊敬する俳優さんで、またご一緒したいとずっと思っていたので。
彼は周りを笑わせるエンターテイナーなのですが、芝居の間は焦点を絞り集中するタイプです。私は「辛いのは本番だけでいい」というタイプなので、現場では彼の姿勢に勇気づけられたし、助けられました。
2024.01.26(金)
文=ゆきどっぐ
撮影=平松市聖