美容ジャーナリストの第一人者・齋藤薫さんが語る、化粧品ギフトの選び方、贈り方。

 乾燥性敏感肌のことを考えた花王キュレルの「乳液ケアメイク落とし」そして「衣料用柔軟剤」は、手厚い思いやりを込めて贈れる逸品。

控えめだけど、これほど思いやりあるギフトはない

乳液の絶妙なとろみがメイク落ち効果を高めながら、コットンの上に留まるから、摩擦による刺激を抑えてくれる肌に優しい設計。コットン1枚あたり、3~4プッシュの使用がおすすめ。肌荒れを防ぐ消炎剤配合。キュレル 潤浸保湿 乳液ケアメイク落とし[医薬部外品] 200mL 1,650円(編集部調べ)。販売名:Curél乳液メイク落とし 
乳液の絶妙なとろみがメイク落ち効果を高めながら、コットンの上に留まるから、摩擦による刺激を抑えてくれる肌に優しい設計。コットン1枚あたり、3~4プッシュの使用がおすすめ。肌荒れを防ぐ消炎剤配合。キュレル 潤浸保湿 乳液ケアメイク落とし[医薬部外品] 200mL 1,650円(編集部調べ)。販売名:Curél乳液メイク落とし 

 かつて肌ゆらぎに悩んでいる人に「まず洗顔料を変えてみたら?」と提案し「ともかくこれを」と実際に差し上げたことがあるのが、キュレルの洗顔料だった。敏感肌ではないのに、年齢を重ねて乾燥性敏感肌の状態にあった自分が現実にそれで助けられたから。洗うたびに失われがちなセラミドを守りながら洗うのがキュレルなのである。ちなみになぜセラミドがそれほど重要かと言えば、命の根源まで遡って、生物が海から陸に上がる時に体を乾かさないために獲得したのがセラミドだったというほど、潤いの生命線だからなのだ。

 もともと“洗う研究”に驚くべき情熱を注いできた花王が、さらに生真面目なまでに優しく洗う研究を進め、こすらなくても汚れが落ちてしまう技術や、セラミドの働きを補い、肌を外的刺激から守るバリア機能を助けて、洗いながら保湿を実現するセラミド機能成分配合※1のメイク落とし開発に成功。乾燥性敏感肌のことを考え、100%乳液処方で出来た、ふきとりクレンジング「乳液ケアメイク落とし」が生まれている。

 毛穴の約千分の一サイズのセラミドケア※2オイル※3が、肌を守りながら汚れと馴染むのだ。特にこのふきとり乳液は、家に帰ってすぐ服を脱いで部屋着になるように、メイクを脱いで肌を快適にリセットしてあげる一つの癒しでもあったりするわけで、そういうこともひっくるめて贈ってあげられるのだ。

 価格的にはささやかだけど、これほど思いやりのある優しいギフトってあるだろうか。贈る方も贈られる方も何だか清々しい気持ちになるはずで、そういう意味でも、小さくて大きな贈りものである。

※1 ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド(保湿)
※2 「セラミド」の働きを補い、潤いを与える
※3 セラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)(保湿)を含む流動イソパラフィン(基剤)

実はみんなが待っていたさりげない厚情ギフト

衣類によるチクチク・ゴワつきを緩和する「繊維なめらかラッピング技術」を搭載。皮膚科医協力のもと乾燥性敏感肌の方による使用テスト済み(※すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません)。出産祝いなどにも。キュレル 衣料用柔軟剤 500mL 660円(編集部調べ)。
衣類によるチクチク・ゴワつきを緩和する「繊維なめらかラッピング技術」を搭載。皮膚科医協力のもと乾燥性敏感肌の方による使用テスト済み(※すべての方に皮膚刺激が起こらないというわけではありません)。出産祝いなどにも。キュレル 衣料用柔軟剤 500mL 660円(編集部調べ)。

 そしてもう一つおすすめしたいのが、キュレルブランドから生まれた柔軟剤。専門家の協力のもと、乾燥性敏感肌のこともきちんと考慮して設計された、キュレルらしい誠実なつくりには驚かされる。乾燥性敏感肌でなくてもきっと多くの人が「実はこういうものが欲しかった」と思っていたはず。

 特に年齢を重ねると、ニットのチクチクはもちろんのこと、下着のヘムや、ゴムの部分まで、いちいち肌と衣類の摩擦が気になってしまうもの。コットンにさえゴワつきを感じたりする。いやこれは体験してみなければわからない不快感。だからキュレルはそこに“繊維なめらかラッピング技術”を加え、繊維を均一になめらかさで包み、バラつきなく整える。着るのをためらっていた服まで着られるようになるほど、布の肌触りが変わるのはありがたい限り。

 それを誰かに教えてあげたいから、贈る。それはある意味とても粋な試み。贈る人のセンスが光る、さりげなさと深い思いやりを併せ持ったギフトと言えるだろう。こんなものがあるの、と、ちょっとだけしたり顔を覗かせながら、贈りたい。

花王株式会社 消費者相談室

フリーダイヤル 0120-165-698

齋藤 薫(さいとう・かおる)

女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。

齋藤 薫「美を贈る」

2023.12.11(月)
文=齋藤薫
写真=Yuki Saito
スタイリング=小笠原夏未

CREA 2024年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

CREA 2024年冬号

贈りものバイブル

定価980円

気兼ねなく人と会い、久々に好きな場所を旅する――。2023年は心躍る、まさに再会の年となりました。ここ数年の時代と価値観の大きな変化を経て、ギフト選びもアップデートが必要に。そんないま、贈りもの賢者たちは何を選ぶのかを伺いました。挨拶代わりの手みやげから、大切な人へ思いを伝える名品まで、650点以上のギフトの中から、あなたのお気に入りが見つかりますように。